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【書籍紹介】子どもと一緒に覚えたい 道草の名前

水岡香
掲載日:2023/07/28
【書籍紹介】子どもと一緒に覚えたい 道草の名前

ほいくる編集部が保育者のみなさんにおすすめしたい一冊。
今回は『子どもと一緒に覚えたい 道草の名前』をご紹介します。

いつも何気なく子どもたちが手に取る草花。見慣れていても実は名前を知らないものが多いかも…?

草花の名前や特徴を楽しく知って、毎日の子どもたちとの散歩や遊びが、今までよりちょっと充実した時間になりそうな一冊をご紹介します。

この書籍について

子どもと一緒に覚えたい 道草の名前
監修:稲垣 栄洋/絵:加古川 利彦
出版社:momobook


こんな人におすすめ

・自然や自然遊びに興味がある方。
・草花を子どもたちとよく観察するという方。
・この花や草は摘んでいいかな?どうやって遊ぼうかな?と迷う場面がよくある方。

ほいくる編集部のおすすめポイント

おもわず見入ってしまう、描写が美しい挿絵

表紙をはじめ、草花の紹介と共に添えられている絵は、自然とじっくり眺めてしまう美しさ。
「見て、見て」と、大人が子どもに見せたくなってしまうかも。
大人が読んでも味わい深くて、子どもと読んでも楽しめるのも、この書籍の魅力の一つだと思います。

よく見かける草花の意外な一面に出会える

タンポポ、スミレ、ツクシ、ドクダミ…。道を歩いていると、知らず知らずのうちに出会っている「雑草」と呼ばれる草花にも、実はしっかりと名前があることを改めて知ることができます。

「あれ?この草ってそんな名前だったの?」「そんなたくましさがあったなんて」と普段歩いている道で、草花にいつもより親しみを感じ、思わずしゃがんでよく見て、寄り道したくなるような知識が沢山載っている書籍です。

それぞれの草花の、花、葉、茎、種、生え方、開花の時期など写真と一緒に丁寧に説明されていて、子どもたちとすぐに散歩にでかけたくなりそうです。

植物を知ることで、遊び方が今までよりぐんと広がる!

この本を読むと「雑草」と呼ぶのがもったいないと感じるほどに、身近な草花には色々な個性や働きがあることを知ることができます。

たとえば、カタバミの葉っぱで10円玉を擦ったら…?
ナズナ(ペンペン草)の葉が傷つくと美味しくなる…?
ススキって枯れても倒れない…?など
それぞれの植物には驚くほどの個性があり、それを知るからこそ、子どもと一緒に触ったり、摘んだり、飾ったり、食べたりできるようになるかも…。

雑草に詳しい農学博士の稲垣先生の監修に基づいた正しい知識を知って、安心して子どもたちと思い切り四季折々の草花を楽しめそうです。

草花の生き方から見える、虫や鳥や風や子ども

草花の近くには、いつも、虫、風、子どもたちがそばにいる。
この本の中ではそれを草花の「相棒」と呼んでいます。

虫や鳥に花粉や種を運んでもらい、ときに子どもたちが種を踏み、靴の裏を利用して遠くに新しい命を運んでもらう…。植物は自分で動けないからこそ、色々な方法で新しい命を増やそうとします。
そんなことを考えると、大人よりも草花が少し近い目線にある子どもたちにとっても、草花にとっても、お互いが大切な存在なのではと改めて考えることができそうです。

草花やそこに来る昆虫を見て、触って、匂いを嗅いで、味わって…「雑草」と呼ばれる草花のおかげで、里山にいても都会にいても、思い切り自然を楽しむ経験ができるんだ!と思わせてくれる一冊です。


出版社からの内容紹介

雑草に詳しい農学博士の稲垣先生監修、ボタニカルアートの加古川利彦さんが描いた道草ビジュアル図鑑です。タンポポ、シロツメクサといったメジャーな草花から見たことはあるけれど名前が分からない雑草まで、親子に知ってほしい道草を1つずつ丁寧に、花、葉、茎、種、生え方、その草花を使った子どもへの遊び方と、似た植物までイラストと写真で紹介。手触りがザラッとして、キレイな上製本で思わず本棚にディスプレイしたくなる1冊です。学術レベルでも絵画レベルでも使えるボタニカルアートと、普段から学生や子どもたちに教えている先生ならではの解説が分かりやすいのが特徴。数多くというよりも、1つ1つをディープに紹介しています。大人の自然観察の趣味の本としてもいいですが、子どもにも教えてあげたい内容ばかり。ネイチャーガイドさん、インタープリターさんにぜひおすすめです。

書籍名:子どもと一緒に覚えたい 道草の名前
監修:稲垣 栄洋/絵:加古川 利彦
出版社:momobook

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