【アンケート結果】みんなの園の製作遊び〜保育者さんアンケート〜
みなさんの園では、“製作”にまつわる時間や環境をどのように取り入れていますか。
みんなが取り組む製作遊び・活動では、どんなことをしている?
子どもたちが何かを作りたくなった時に、自由に製作を楽しめる環境ってある?
などなど。
アンケートに寄せられた、「みんなの園の製作遊び」にまつわるみなさんの率直な意見や考えをご紹介します。
【保育者さんアンケート】
教えて!みんなの園の製作遊び〜保育者さんアンケート〜
実施期間:2023年6月12日〜6月19日
回答数:102件
このアンケートの目次
1)園生活のなかで、みんなが取り組む製作遊び・活動の時間ってある?
2)みんなが取り組む製作遊び・活動では、どんなことをしている?
3)ちなみに…製作の内容はどうやって考えている?
4)子どもたちが何かを作りたくなった時に、自由に製作を楽しめる環境ってある?
5)何かを作りたい時に製作を楽しめる環境とは…?
6)製作遊び・活動に関して、心がけていること、大切にしていることがあったら教えて!
7)アンケート回答者の属性
1)園生活のなかで、みんなが取り組む製作遊び・活動の時間ってある?
「ある」と答えた人が、ほぼ100%に近い、97.1%という結果に。
2)みんなが取り組む製作遊び・活動では、どんなことをしている?(複数回答)
一番多かったのが、「行事に合わせて何かを作ったり、描いたり」という回答。
続いて多かったのが、「行事に関わらず、テーマに合わせて何かを作ったり、描いたり」という回答でした。
3)ちなみに…製作の内容はどうやって考えている?
子どもの姿や発達に関すること
・季節と子どもの興味。
・季節にあったものや、子どもたちの遊んでいる姿で、興味をもっていることをテーマにしている。
・子どもの興味あるものや、子どもたちが好きそうなもの。
・最近の子どもたちの興味関心から見つけている。
・子どもたちに経験させたいことを制作に取り入れる。
・季節に合わせて、子どもたちが楽しくできそうな内容を選んでいる。
・季節に合ったもの、いま子どもの興味が向いているものの中からテーマを決める。
・こども達の好奇心や呟きからヒントを得ている。
・子どもたちと相談しながら作っている。
・子どもたちが作りたい時に作りたいものを作る。
・担任が季節にちなんだ内容や子ども達が興味を持っていることをテーマにするなど毎回子ども達の姿に合わせた物を考えている(設定保育)。
・幼児の実態や興味と、ねらいを擦り合わせて考える。
・テーマを決めたあと、その時の担当年齢の発達の度合いに合わせて技法を考える。 その時の思いつきから行うこともある。
・子どもたちの力量に合わせたもの。
・クレヨン→のり→ハサミ→絵の具と、約束事等を確認しながらグレードを上げて行く。 色々な技法を年齢や月齢に合わせて考え、行程を増やして行く。
・毎月、季節に関する製作をし、3歳児ならハサミやのりを保育士と使いながら3月までには徐々に自分で使えるように導いていく。
・発達段階から、0から5歳児まで、その年齢に必要な製作の経験の表を作り、活動に取り入れている。
・子ども達に育って欲しいこと経験して欲しい事を取り入れるようにしている。「素材の特性を知る、指先を使うなど」子ども達の興味や関心に合わせたテーマで進める。
・子どもの発達を促す遊びを取り入れながら行事に沿った製作や季節の製作をしている。
・子どもたちが今興味があるもの、発達段階が今どこで何を伸ばしたいかなどを考えて内容を決めています。
・昨年出したものや発達段階と照らし合わせながら、考えています。平面、立体など、いろいろな制作を経験できるようにしています。
・つくるモノは子どもの興味や発言から広げたり、絵本や散歩先で見たものなど体験から広げたり。 また、ノリやハサミの使い方を定着させていきたいので、その経験ができるような素材の用意など。
・保育士が今までの知識やネットなどでの情報をもとに色々考えているが、製作しているうちに子どもたちからアイデアが生まれたら柔軟に対応している。
季節や行事に関すること
・季節に合わせたもの。
・季節と行事と子供の興味に合わせて。
・季節とこども達のレベルを考えて。
・その時の季節に関するもので製作方法はクラスの年齢に即したものを考えています。
・季節や行事に合ったテーマから、今クラスの子どもたちが興味を持てそうな内容になるよう工夫する。
これまでの経験等に関すること
・過去のものを見る。
・昨年度の記録から。
・去年までの見本を参考にする。
・昨年の制作物の写真資料を見たり、パソコンで調べたりして考えています。
・以前つくったものをすこしアレンジしたりする。
・保育雑誌や過去に先輩や自分が作ったものを手直ししたりする。
・月の製作と主な行事の製作は年度はじめに、過去の作品と保育雑誌を参考にざっと考えておく。
・おおよそ毎年同じ技法や土台のやり方があり少しずつ変えている。
・各年齢で作るものがプログラムで決められています。(プログラムは毎年同じなので考え直す必要もなし)
相談して…
・ペアの先生と相談。
・保育教諭同士で話し合って決める。
・複数主任で次月の相談をして決める。
・ネットや本で調べながら職員みんなで考える。
・季節のテーマを決めて全学年の制作を一つの壁面にするので作る前に話し合う。
情報収集して…
・製作の本を参考にしたり、月刊誌を参考にしています。
・本を参考にしたり、ネット検索など参考にして考えてます。
・本やSNSを参考に考えている。
・保育雑誌やネット。
・保育雑誌やネットからアイデアをもらう。
・保育雑誌やインスタ等を参考に年齢に合わせたものをしてます。自分でやりたいことを取り入れることもあります。
・保育雑誌やYouTubeから取り入れる。
・ネットで検索、年齢に見合うように考える。
・年齢と発達に応じてサイト、雑誌などを見ながらクラスにあったものを探す。
・季節にあったものプラス年齢に合ったものをインターネットやインスタを見て考えています。
そのほか
・季節のものから、やったことない技法をなるべく取り入れる。
・年齢によって違うが、クレヨン、絵の具などが多い。
・絵本を題材にごっこ遊びをしているので、それに合わせた製作が主になる。 どの活動を入れたいかで考えることが多い。(ハサミ、糊付け、タンポなど)
・行事や、生活・遊びの中で体験したことを制作遊びにも繋げられるものはないかなと、常に考えている。
4)子どもたちが何かを作りたくなった時に、自由に製作を楽しめる環境ってある?
「ある」と答えた方、「ない」と答えた方がちょうど半分ずつ、という結果でした。
5)何かを作りたい時に製作を楽しめる環境とは…?
制作コーナー(環境構成)に関すること
・廃材を声かけて集めておく。/制作コーナーの配置。
・製作コーナーに素材や道具を置いている。
・アトリエという場所があって、廃材も集めていたり、お道具箱も一人一人あって、いつでも自由に使えるようになっている。
・工作コーナーがあり、廃材がすぐ取れる場所にある。
・製作コーナーがあって、廃材など自由に使えるようになっている。
・制作コーナー(折り紙、はさみ、画用紙など)。
・製作コーナーがある。はさみやのり、色鉛筆、クレヨンなどが使える。
・遊びの部屋があり、制作コーナーも設けてある。折り紙、のり、はさみ、ペンが自由に使える。
・簡単な折り紙コーナー、塗り絵コーナーはあるが、ハサミを使うコーナーは作っていない。
・部屋の中に、コーナーを作り材料を準備。ハサミ等使用時には、職員配置し怪我の無いよう楽しめる工夫をする。
・廃材やテープ、ボンドなどが置かれている、4・5歳児が共同で使える製作コーナーがある。
・4・5歳になると、廃材を使って自由に作品を作れるコーナーがあります。
・制作コーナーがあって、廃材とかスズランテープとか好きに使えるように置いてある。
・廃材を集めておいてあり,マジック、テープ類や画用紙の端切れなども子どもが自由に使えるように棚に置いてある。
・制作コーナーがあり、自由に廃材が使える、絵の具やクレヨンなど教材がいつでも手に届くところにある。
・廃材を置いておく場所が決まっていて、自分の好きなものを選んで使える。テープや油性マジックなども場所を決めて置いてある。
・制作コーナーがあり、子どもと一緒に必要なものを探しに行くこともある。
・自由保育中には、廃材などを用意して、自由に遊べる環境設定をする。
・コーナー遊びの中に取り入れて作ったものは持ち帰ることができるようにしている。
・材料がたくさんあって製作コーナーも整備されてあって発想がたくさんできるような環境。
・常に製作コーナーがあり、製作棚には、材料などいろんな、素材、教材が用意されている。
・制作コーナーを設置しており、自由に作れるようにしたり、作りたいと思った時に材料をかき集め、即席で作ったりしています。
・製作コーナーを作っていて、自由に子どもが手にとり、考えて作れるようにしている。
・設定保育とは別に自由遊びでは様々な素材や廃材などを自由に使えるような環境設定をすることで、子ども達が自由な製作遊びを楽しんでいる。
・廃材を常に種類ごとに分けておく場所があり、夕方などのお迎えを待つ間の自由遊びなどに好きに楽しめるようにしています。ただし、ハサミなどを使う時には必ず保育者に声をかけること、製作をする場所は決められたところでなど、ある程度のルールは設けています。
・ハサミ、のりなど個人の道具箱以外にも、テープ類や、穴あけパンチ、ホチキス、ヒモやモールなど、自由に使える共同の道具や、素材、廃材、などが自由に使えるような環境構成をしている。
・ホールに製作コーナーがある。異年齢で楽しめるように製作の材料が豊富にある。シール、ハサミなど年齢にあった製作ができる。廃材は保育室に常備してあるため好きな時に使える。
材料や道具に関すること
・個人のお道具箱があり、粘土やお絵描きをやりたいときにしている。
・折り紙は自由に使える。
・折り紙、色画用紙、ハサミ、セロテープなど使えるようにしておく。
・ダンボールやガムテープ、クレヨンなどはすぐ出せるように部屋に置いています。
・廃材やカラーの布テープを半分の太さにさいたもの、折り紙などを自由に使えるようにしている。
・いつでも始められるように、廃材や材料を用意しておく。
・ある程度廃材はありますが、察知した時に用意できるよう、いつも様子を見ています。
・廃材をまとめて置いといて、雨の日に自由に使って作れる。
・廃材を集めている箱がありそこから自由に使って良いことになっている。
・幼児のみにはなりますが、部屋に廃材が置いてあり、自由に使って良いことになっています!
・廃材は利用してます。必要に応じて道具は使用できるようにします。
・廃材や様々な素材が常にあり、子どもが自由に選んで使えるようになっている。
・ワゴンに道具、大きな箱に空き箱。紙は自由に取り出せる。
・子どもたちが自由に様々なものを選び製作できる場所。
時間に関すること
・発達段階に合わせて使えるものは分かれているが、この時間は好きに製作すると決めて、空き箱や紙、廃材を出してきて、自由に使う。
・子どもが集中してじっくり取り組めるような時間の確保ができている。
・子どもたちから「作りたい」となったら、その場で考えて時間を作ることもある。
そのほか
・子どもが作りたいもののイメージが浮かぶような経験を重ねられている。
・廃材や道具を自由に使えるように棚や、机の上に並べてある。 子どもが作りたい!と、言う物を一緒に考えたり、アイディアを提案したりする。
6)製作遊び・活動に関して、心がけていること、大切にしていることがあったら教えて!
子どもの気持ちに関すること
・楽しいと思えることが第一。
・子どもが楽しんで取り組めること。
・子どもの作りたいという気持ちを大事にしてる。
・子どもたちの“ 自分でやりたい ”という気持ちを大切に介助、見守りをすること。
・出来る出来ない、上手下手ではなく、まずは子ども達が楽しい!と思えること。
・できないではなく自分でやろうとする気持ちを引き出せるように声掛けをしていく。
・真似をしても大丈夫という心構えです。私自身が制作等苦手なため、真似をしても大丈夫と言ってもらえたら安心して取り組めるので。
・決まった活動の中でも、まわりに描く絵は自分の思いを尊重したりする。
・子どもが考える、子どもが素材を選ぶ。子どものイメージを大事にする。
・行った時の子どもの気づきを大切にして広げていくこと。
・自由な発想で楽しめるように。
・子どもの自由な発想、イメージを大切にする。色を混ぜる楽しみや、切って形になる喜びなもど小さなワクワクを感じられるようにする。
・こどものしたいように、願いをかなえられるように手助けする。
・楽しそうでやってみたい気持ちと、作る過程で考えたり、いいこと考えた!という瞬間に出会えるように、子どもたちが今、見ている興味関心を取り入れている。また、たのしそう、やってみたい!と思える導入の準備(話題の持っていき方、見せ方)を心がけています。
・こども達の希望、好奇心、創造の世界を引出しながら 楽しかった!また、やりたい!キモチを大切にしている。
大人の関わり方に関すること
・子どもたちが楽しめるか。
・何より安心して表現出来る雰囲気作り!を大切にしています。
・子どもたち主導。大人はヒントだけ。
・設定しすぎず、子供の考えで取り組み、ありのままの作品。また、行き詰まってる時にはサポート出来る様に。
・子どもの創造性に任せる。 自分でやってみよう!と、思えるように言葉を掛ける。 子どもの発想に共感して、一緒に楽しむ。
・やりきった達成感を得られるようにしている。
・保育士の主観を押し付けない。
・大人のエゴにならないもの。
・大人の感覚で、子どもの表現を評価しないこと。
・その子の感性や表現を大切にしている。 個人差があるので他の子と比べない。
・どんな表現も一人一人の大切な思いとして受けとめ、必ず褒めて認めるようにしています。
・上手だねという声かけをしないようにしている。上手に出来ないからやりたくないという気持ちをもってほしくないから。
・上手などの言葉は使わず、たくさん色を使ったんだね、丸がたくさんできたね、など子どもの表現をそのまま認めること。 (自由にのびのびと自分の表現を楽しんでほしいから。)
・子ども一人一人の個性ある表現方法を認め、保育者が導くようなことのないようにしています。
・強制にならないことや、「綺麗に作る」などの見栄えよりも、子どもたちがいかに楽しくできるかを1番に考えています。もしその時にやる気が起こらず、少ししか描けなかったとしても、それはその時のその子の作品であるということも尊重しています。
・自分が思い切り楽しむこと。やり方や参加など強制はしない。
・子どもが楽しめるように、自分が率先して楽しむ。
・子どもたちも私もワクワク楽しめる製作を心がけている、導入を丁寧に行う。
事前準備や環境づくりに関すること
・興味が持てるような活動。
・題材やテーマはクラスの子たちが興味のあるものにするようにしています。興味が無いものに関しては、導入で興味を持たせたり、もっと前段階でこっそり仕掛けたり(関連する絵本を出すなど)するようにしています。
・五感を豊かにできる材料を見つけ 室内のコーナーに配置。いつでも気軽に創る場所へ転換できるようにしている。材料等、こども達と考案している。
・保育士側が制作を提案するときは、準備をしっかりとする!
・材料をきらさない。
・材料集めで子どもの要望は、できるだけ答えるようにしている。
・色々な手法、素材に触れられるように。
・大きな見本を用意したり、こどもが見て分かりやすくを心がけてます。
・イメージが湧きやすいように実物を見せたり 子どもたちの意見(話)を聞いたりするようにしています。
・一人一人の力量と作る内容によって全体、少人数ずつで制作を行うかを考える。
・時間設定。(子どもたちが十分に満足できるように。)
・夢中になったりイメージが膨らんで遊びが展開してるときは、クラスの予定を変えて、その時間を大切にしてあげる。
・ひとつの製作に対してたくさんの色を設け、自分で選んで行えるようにしています。
・子どもの自由な発想が広がる素材、興味関心に即したものの準備など。
・あれを使いたいと言ったらすぐに用意できるようにしておく。
・作りたい時、いつでも遊べる環境をと思っている。
・させられていると子ども達が思わないように、作りたくなるきっかけを事前に散りばめておく。また、今はモノに溢れており、壊れたら買えばいいやんという子が多いため、何度も自分で修理して、一つのものを大切に遊ぼうという気持ちが芽生えるよう保育をしている。調べたら、すぐに答えが出てくる時代でもあるため、想像力が膨らむよう、いろいろな材料や道具を用意し、試行錯誤して完成へ向かう過程を楽しめるようにしている。
そのほか
・難しいことでも、自分で経験することで学びになる。
・今年職員会議で、2歳児までは経験 3歳児以上は作品として考えるようにした やらなければいけないものではなく 経験としたことで、特に小さなクラスは製作が義務ではなくなり、1つ1つの製作活動で、ありのままの表現を大切にすることができるようになった。
・子どもたちが自由に使えるように。そして、作りたい物が作れるように。 同時に、材料を無駄にしないように言葉がけしたり、作った物を飾り、持ち帰るようにするなど、大切にするようにしている。
・どんな物でも、子どもが作ったものは宝物なので、大事に展示してみんなに見てもらえるようにしている。
実は…
アンケート実施前は、製作はすることが当たり前、大人にとっても子どもにとっても、“やらなきゃいけないもの”になってしまっている、といった園も多いのでは、と自身の保育経験を通して思っていたのですが…。
子どもの姿(興味関心や、やりたい!という気持ち)や、そのための環境づくりを大切にしていたり、子どもも大人も楽しいかどうかを大事にしていたりするなど、みなさんのさまざまな想いや考えや工夫、具体例に触れることができたアンケートになりました。
想いと現実との狭間で生まれる葛藤や課題もすこし寄せられたので、今後のHoiClueにてまた深めていきたいと考えています。
7)アンケート回答者の属性について
勤務先
経験年数
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ご協力いただいた皆さん、ありがとうございました。
HoiClueでは今後も様々なテーマでアンケートを実施し、みなさんの声を共有していく予定です。
おたのしみに!