【実験遊び】水と油は混ざらない!?〜素材/水と油〜
使う素材は…「水と油」です。
エピソード
先日、娘がお皿洗いをしていました。
娘「ママー!お皿がベトベトなんだけど!」
私「油がついているんだね。 洗剤を使わないとキレイにならないかも。」
娘「油って、水だけだと落とせないの?」
私「そうなんだよねー。油は水と混ざらないからね。
洗剤の力によって混ざって、落としやすくなるんだよ。」
そんな様子を分かりやすく説明するために、 今回の実験をしてみました。
材料
・食紅
・水
・油(サラダ油・キャノーラ油など、色のついていない植物性の油)
・洗剤
使うもの
・色水を作るカップ
・油を入れる透明なカップ
・ストロー(あればスポイト)
・マドラー(お箸などで可)
遊びかた
1. 食紅を水で溶き、色水を作ります。
2. もう一方のカップに油を入れます。
3. カットしたストローをスポイト変わりに使います。
色水の中に先を入れ…
4. 反対側を指で塞ぎます。
この状態で、ストローの中に少量の色水が保たれています。
指を塞いだままストローを持ち上げ、油の上に持ってきます。
5. さあ、油に色水を落としてみましょう。
油の上で、ストローを塞いでいた指を少しずつずらすと、色水がポタポタッと落ちてきます。
6. 「わぁ!丸くなってる!」
色水は油と混ざらず、球状になって底に沈みました。
7. 上から見ると、こうなっています。
8. 更に色水を落としてみましょう。
9. 全ての色水が、油に溶けず、球状になっています。
10. もっと色水を増やしてみましたが、やはり溶けることはありません。
11. では、マドラーで混ぜたらどうなるかな?
グルグルと混ぜてみます。
12. 油がどんどん細かい球に別れていきます!
13. 上から見た様子。
細かい球が沢山できました!
が、やはり油には溶けていません。
14. 5分ほど置いておくと、油同士でくっつきあい、底の方に溜まっていました。
15. そこに、洗剤を数滴垂らします。
16. マドラーで混ぜてみると…。
17. 今度は水が球状にならず、油と混ざり合いました!
ポイント!
水と油は通常分離してしまいますが、洗剤に含まれる界面活性剤が作用すると、水と油の境界の性質が変わり、両者が混ざりやすくなるそうです。