映画『あそびのレンズ』〜ほいくる編集部の気になるシネマ〜
子育て世代に届ける「あそびとくらし」のメッセージ。
この映画は、ありふれた日常に確かにある子どもの遊びを鮮やかに描き出すと同時に、大人が現実と葛藤しながらも遊び心を取り戻す過程がファンタジックかつ美しく手触りのある映像で綴られた作品です。
2021年秋公開の映画『あそびのレンズ』について、ご紹介したいと思います。
映画『あそびのレンズ』とは
プレーパークという、ちょっと変わった遊び場を知っていますか?
昨今の公園で議論にもなっている「木登り禁止」「ボール遊び禁止!」などの規制が、プレーパークにはありません。
そのモットーは「自分の責任で自由に遊ぶ」。
プレーパークで遊んでいる子どもたちは「遊び心」がたっぷりで、とても生き生きしています。
そこに集うお父さんお母さんが「あそびのレンズ」映画プロジェクトを始動。
映画なんか見る暇も無いくらい家事に育児に追われているはずの人々が、映画製作に乗り出すというのは並大抵のことではありません。
同じように子育てをしている全国の家庭、そして地域の人にあそびとコミュニティの繋がりの大切さを伝えたいという想いから、映画製作のノウハウも無い素人集団が映画製作へと舵を切ったのです。 そうして2年ごしに出来上がった映画が「あそびのレンズ」。
ありふれた日常に確かにある子どもの遊びを鮮やかに描き出すと同時に、大人が現実と葛藤しながらも遊び心を取り戻す過程を、ファンタジックかつ美しく手触りのある映像で綴っています。
ストーリー
吉田みずき(緑茶 麻悠)は、夫の日向(荒木 貴裕)と3歳の娘ふうこ(真鍋 碧)の3人家族。夫の転勤で、昔住んでいた東京に引っ越してきたばかりだ。大手企業に勤める夫の帰宅は夜遅く、子どもが産まれてからは、必然的に日中の家事・育児はみずきが担っている。
知り合いの少ない東京に来てからもふうこと二人、近くの公園に通う毎日を送っていたが、なかなか町に馴染むことができない。
そんな日々を過ごしていたある日、一本の電話がかかってくる。昔の同僚で今は大手の出版社に勤務する室伏薫(儒河)から、新刊雑誌のデザインの仕事の依頼だった。兼ねてから仕事に復帰したいと考えていたみずきは、二つ返事で依頼を受けるが、指定された打ち合わせはなんと翌日。急いでふうこの預け先を探したが見つからず、結局一緒に打ち合わせに行くことに…
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『あそびのレンズ』詳細情報
監督:佐伯 龍蔵
脚本:佐伯 龍蔵/植田 泰
原案・企画プロデューサー:植田 泰(ビオキッズ実行委員会)
出演:緑茶麻悠
荒木 貴裕
真鍋 碧
音楽:松本 雅隆(ロバの音楽座)/田中 馨(チリンとドロン)
製作:ビオキッズ製作委員会
2020年/日本/88分
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『あそびのレンズ』予告
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劇場情報について
東京・池袋
池袋シネマ・ロサ
TEL:03-3986-3713
2021年10月1日(金)〜10月7日(木)
愛知・名古屋
名演小劇場
TEL: 052-931-1701
2021年11月6日(土)〜11月19日(金)
公開期間が限られているので、お間違えのないよう…!
この機会にぜひ。