大人も子どもも初めて出会う遊具。遊び方が決まっていない、『わくわくワールド』ってなあに?
長い時を経て、HoiClueが開発に携わった遊具『わくわくワールド』がついに完成しました…!
急に言われても何のことやら…という方がほとんどだと思いますので、今日はその全貌を、初公開&ご紹介していきたいと思います!
『わくわくワールド』ってなぁに?
すこし柔らかい四角い枠が、大きさ違いで5つ。
枠を立てられるような脚のパーツが5つ。
横向きにしても、縦向きにしても、置いても、立てても、持ってもオーケー。
これが、『わくわくワールド』です。
みなさんだったら、どんな風に使って、どんな楽しみ方をしますか?
なーんて、なんだかクイズのようですが、入ったり、のぞいたり、くぐったり、飛び越えたり、乗ったり、見立ててみたりと、『わくわくワールド』の遊び方に正解はありません。
子どもたちの想像やひらめき次第で楽しみ方がいくらでも広がる、園用の遊具です。
子どもの意見を大事にした遊具をつくりたい
『わくわくワールド』は、保育環境具を製造・販売しているマスセット株式会社さんと、HoiClueの出会いから生まれました。
今回ご一緒したマスセットのみなさん。左から、畠山さん、佐久間さん、山口さん。
「子どもの意見を大事にした遊具をつくりたい…!」と意気投合してタッグを組んだものの、お互いこれまでにない試み。
たくさんの話し合いのなかで、
「遊ぶほどに、その遊びの世界が広がっていくものをつくりたいなぁと思うんですよね。」
「いいね、実現できたら最高だねー!」
「これって、実際に形にできるのかな…」
「ああすればできるかな、でもなぁ。」
「そもそも、子どもたちにとってはどうなんだろう…?」
など、何度も夢を広げては実現する方法や意味を考えて…を繰り返しました。
ポイントは、“大人が評価しにくいもの”
そんななかで今回こだわったのは、大人側に答えがないものをつくること。
大人側に答えがあることで、「こうしたらいいんじゃない?」「こんな風に使ってね」といった、うまく遊ぶための助言をしてしまったり、「上手だね」「できたね」といった大人の“評価”に繋がってしまったらもったいない…
そうじゃなくて、「へぇ!そんなこと思いついたの!?」というように、大人とこどもがフラットな関係であれるような遊具を目指しました。
実際に試作品を子どもに委ねてみると…
「そうきたか!」という言葉がぴったりなくらい、時間が経つ程に遊びが生まれ、そして広がっていきます。
※さいしょの試作の際の写真なので、実際のわくわくワールドとは異なります。
子どもたちのようすや感想を踏まえ、ここからさらに改良を重ねていきました。
そうそう、今回は、こんなスタートガイドも作ってみました。
子どもが実際に遊んでいるうちに、20も30も遊びが生まれていくので、その一部をイラスト化したものもガイドに掲載しています。
初めての遊具でイメージがつきにくいという方は、参考程度にこちらも楽しんでもらえたらと思っています。
(説明書ではないので、あくまでもより楽しむための大人のヒントとして…!)
子どもから広がる遊び
大人が子どもに与えるものや、上手に使うもの、ではなく、遊び方が決まっていないからこそ、
「こうやったら、どうなるだろう?」
「こうしてみたいなぁ。どうやったらできるかなぁ。」
と広がる遊び。
もしかしたら、最初は遊び方に迷う子もいるかもしれませんが、どんな楽しみ方ができるのか、まずはとにかく子ども自身が触れたり、いろいろと試したりしながら遊んでみることをおすすめしています。
『わくわくワールド』と仲良くなればなるほど、私たち大人には思いつきもしなかった遊びや、意外な使い方が限りなく生まれていくはず…!
みなさんの目の前にいる子どもたちからは、どんな遊びが広がっていくでしょう。
子どもたちの想像やヒラメキから広がる遊びの世界を、いっしょに覗いてみませんか?
購入方法について
わくわくワールドの販売は園のお近くの代理店さまからご購入いただく形となります。
下記カタログやWebサイトより、お求めいただけます。
・すずき出版カタログ
・チャイルド社Webサイト(2021年2月末まで)
・マスセット総合カタログ
※モニター園の募集は、終了しました。
お問い合わせいただいた皆さま、ありがとうございました。