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\スタッフトーク/保育園に、育ててもらいました。

タケハラ マサコ
\スタッフトーク/保育園に、育ててもらいました。

はじめまして。
このたび、7月から新しくほいくる編集部に仲間入りした、 タケハラです。

ワクワクしたり目からウロコだったり、 ここぞという時にすぐ役立ったり、 時に自分や周囲を振り返る機会につながったり…
みなさんにいろいろな気持ちや体験をお届けできるコンテンツを、手探りながらつくっていきたいと思っています。

ほいくる読者のみなさま、これからどうぞよろしくお願いします!

プライベートでは中学生長男、小学生次男、長女の母もしています。
3人の子どもたちは全員、保育園にお世話になりました。
今でも当時からのママ友たちと会えば決まって出る会話は、
「本当に…子どもたちも私たちも、保育園に育ててもらったよね」。

働きながらの、子育て

私が乳幼児を抱えて会社と家とを駆け回っていた十数年前は、 今のように「パパの育児参加」「時短勤務」など子育てに寛容な意識は周囲に浸透していなかったし「 働き方改革」なんて考え方の兆しもない頃でした。

思うように仕事と暮らしが回らずにイライラして、 子どもにあたってしまっては自分も涙して。
なんとか無事に仕事を終えて駆け込んだ保育園、 わが子が手を伸ばして駆け寄ってきてくれたときには、 肩のあたりに溜まっていた重荷がスットーンと落ち、一日を終えることができました( 帰ってからの夜ご飯、お風呂、 寝かしつけの嵐はその一瞬、頭から吹っ飛ぶのです、笑)。

今、大きくなったわが子達と接していると、 保育園で過ごした日々が、 間違いなく彼らにとって太くて力強い根っことなっていることに気づかされることが度々です。
私たち親子が今の場所で健やかに笑顔で暮らせているのは、保育園での先生がたやお友達との出会いがあったからこそだなぁと、今でも感謝しかありません。

はじめての保育園、はじめての子離れ

子どもを初めて保育園に預けるようになったのは、 11年前の春。
2歳半と6ヶ月の長男次男が入園したのは、 自宅から徒歩20分ほどの場所にある東京都認証のA型保育所です。
当時から待機児童は深刻な問題で、 求職からの転職で仕事復帰をしたばかりの私にとって、何度も市役所に通いながら、 やっとの思いで見つけた預け先でした。

入園説明を受け、 子ども2人分の入園のグッズを一式揃えて迎えた4月1日、入園の日。
初日は慣らし保育期間で12時までと聞いていたものの「 いよいよ今日からこの子と離れる日々が始まるんだな」と、 保育室に行く道すがら長男と繋ぐ手を思わずぎゅっと握りしめたのを覚えています。

それまで、仕事が忙しく不在の夫は全く頼りにならず、 朝から晩まで2歳差の乳幼児2人に振り回される(と、 当時は心底感じてました)毎日。
預かり先が決まった時は、仕事という事情だけではなく、思わず「 これでちょっとは子どもから解放される」 とホッとしたのでした。

だからこそ、待ちに待った入園の日のはずなのに。
私よりはるかに小さな手に、一番かわいい時に子どもを預けてしまう後ろめたさに、よりによって初日にさいなまれるのですから、我ながらホントに身勝手なものです。


保育園ではこんな楽しい時間が待っているなんて…初日は親子ともども想像もしませんでした(笑)

笑顔で「行ってきます!」

保育室の扉を開くと。
見学や入園説明で見ていた穏やかな日常とは全く違う風景が、目に飛び込んできました。

ウェーン、ママァーー。天井見上げて泣き叫ぶ、園児たち。
両手に子どもを抱えた先生が、息子のロッカーや荷物の置き方を矢継ぎ早に指示してくれましたが 、ロボットのように、言われるがままに動くことしかできません。
説明会の日は優しい笑顔で接してくれた保育士さんの表情も、どこかこわばっています。

そして、あっという間にわが子にも伝播しました…
「ママァ〜、 ママァ〜、やだーーーーー!」。

ご、ごめん。本当に、ごめん。
私、なんでこの子を預けて働こうとしているんだろ。これでいいんだろうか。
この子はこんなに私のことを求めてるのに…。

到着して数分間の間に、すっかり母子別離の物語の主人公となった私が、こみ上げる涙を押さえながら思わず息子に手を伸ばそうとした、その時。

「お母さん、笑顔で「行ってきます」してくださいね」。

涙目で子どもの顔もにじみながら、確実に引きつった笑顔で、精いっぱいの「行ってくるね!」。

泣き叫ぶわが子の声を後ろ髪で受け止めながら、足早に保育園を後にしました。
その時見上げた、涙で霞んだ桜並木の空を、私はきっと一生、忘れないと思います。

その後、保育園デビューしたばかりの私たち親子の朝のこんなやり取りは数週間続きましたし、下の子の入園・転園の折には、同じような「初めての子離れ」を何度となく経験しましたが…
今でも、私のほうが子ども達より先に出かけるようなことがあると、あの時の先生の言葉が蘇ります。

「お母さん、笑顔で「行ってきます」してくださいね」。

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