2月の指導計画(月案)<1歳児・保育園>
保育園の2月の月案指導計画(月案)、1歳児編。
予想される子どもたちの姿から、ねらい、個別配慮、子育て支援、環境構成など…
子どもたちの姿に合わせながら作る、月案の参考資料に。
毎月さまざまな園の指導計画をご紹介している、保育の専門誌、“新 幼児と保育”2019年2/3号ふろく「2018年度版指導計画」より、年齢に合わせてお届けします。
前月末の子どもの姿
・保育者や友達と「一緒」がうれしいようで、着脱や手洗いなど、身のまわりのことを「いや」といってしないときも、「先生と一緒にする?」「○○ちゃんと一緒に○○しよう」と誘うと、気持ちが変わってしようとする姿が見られる。
・友達の名前を呼んだり、玩具を一緒に使ったりしながら、簡単な言葉のやりとりをして遊ぶ姿が見られる。その中で、自分の思いどおりにならないと、叩くなど手が出ることもあるが、「だめ!」「いや!」と言葉で伝えようとする姿も増えてきた。
今月のねらい
・子どもの健康状態、保育室の室温や換気などに気をつけ、一人ひとりが健康で快適に過ごせるようにする。
・自分なりに生活の見通しがわかり、保育者の見守りの中で、排泄・着脱・食事などの身のまわりのことを進んでしようとする。
・雪に触れたり、散策をしたりして遊ぶ。
・保育者や友達と一緒に遊ぶことを楽しむ。
子育て支援
・興味を持って自分でしようとすることも増えるが、「できない」「手伝って欲しい」「一緒にしたい」と、甘えたい気持ちを見せることもあるので、丁寧に受けとめてかかわりながら、この時期の「ダダコネ」の大切さを伝えていく。
環境構成
・ベランダ内での散策ができるように除雪をし、安全に楽しめるようにする。
・粘土、チェーン落とし、ボタン止めなどの指先を使った遊びは、机上などにコーナーを確保し、落ち着いた環境の中でじっくりと遊べるようにしておく。
保健衛生
・インフルエンザや感染性胃腸炎などの感染が見られるので、登園時の視診や体調の変化を見逃さないように把握し、保育者間や家庭とも連携して、丁寧に様子を伝え合う。また子どもだけでなく、保育者や保護者も手洗いうがいをこまめに行い、双方ともに感染予防に努めていくように啓蒙していく。