保育や子育てが広がる“遊び”と“学び”のプラットフォーム [ほいくる]

HoiClue

こどもの“やってみたい”を、共に楽しめる社会をつくるために。小学館さんと一緒に、HoiClueのこれからについて語ります!

飛田恵美子


こどもの“やってみたい”、どうすれば見守れる?

ほいくるの画面

——これから、HoiClueはどう変わるのでしょうか。

丸澤:体制の話をすると、編集部が合併するわけではありません。
でも、連絡は密に取り合っていくし、保育士さんや園長さん、研究者やお医者さんや親御さんも含めて、次の時代の保育について発見や提言ができるワーキンググループのようなものをつくるのがいいのかなと思っています。

プロジェクトごとに複数のワーキンググループがあって、並行して動いていくイメージ。

雨宮:そうそう、心配されている方もいるかもしれませんが、あそびのタネやまなびのタネといったコンテンツはこれまで通り発信していきます。
その一方で、もっと子どもの姿にフォーカスしたコンテンツを小学館さんと一緒につくったり、保育士さんや読者のみなさんと探求できる環境を広げていく予定です。

「こどもの“やってみたい”って、おもしろい」という、新しく策定したタグラインにもつながる話なんですが、“やってみたい”という気持ちって、好奇心や冒険心や探究心から溢れるもの、育ちにつながるものなんですよね。
だから、大事に見守っていきたい。

でも、子どもの“やってみたい”って、危ない、汚い、うるさい、もったいない、というものばかりで、なかなか見守ることが難しいんですよね。時間や環境に余裕がないと、特に。

丸澤:危ない、汚い、うるさい、もったいない、そしてやっぱり危ない。頭文字を取ってAKUMA(笑)。

丸澤さんの写真

雨宮:(笑)。だからHoiClueでは、「じゃあこういう遊びに置き換えたら無理なく楽しめるかも?」という考え方を大切にしていきたいなと。
大人も一緒に楽しめたら、それが一番だから。

でも、そういったアイデアを提供するだけではまだ足りません。
そもそも、その“やってみたい”が子どもの育ちや発達に大事だということを知らなければ、「何とかしてやらせてあげたいな」とも思わないでしょう。

たとえば、子どもがおもちゃをガンガン机に打ち付けていたら、周囲の大人は「うるさい」とか「机が傷ついちゃう」とか「乱暴なことしないで」と止めると思います。
でも、実はその行為によって、力加減を学んでいるのかもしれない。そういうことを知っていたら、「おもちゃをもう少し柔らかいものに替えよう」といった工夫ができるんじゃないかな。

丸澤:イヤイヤ期とかも、子どもにとって必要なことだとわかれば心の余裕が生まれるよね。

雨宮:そうですね。
だから、子どもの育ちや発達に関する情報を、わかりやすく紹介していきたいです。私も難しいことはわからないから(笑)。

一方的に情報提供するんじゃなくて、「実際に試してみたらこうだったよ」とか、「うちはこれに置き換えてみた」といった感じで、保育士さんや読者のみなさんと一緒に探究していけたらと思っています。

村上:以前取材した保育園のことを思いました。
ヨーグルトをぐちゃぐちゃっと手でテーブル塗りたくっている子がいたときに、先生たちは叱らずに、「○○ちゃんはいまこれが好きなんだ、もっとやらせてあげよう」と、絵の具を渡していたんです。

「透明な傘に絵の具を塗りたくって1日外に出しておこう」みたいなに遊びを発展させていて。「なんて幸せな子どもたちなんだろう!」と感動しました。

子どもの“やってみたい”に対して寛容な場所が社会に増えていくといいですよね。

村上さんの写真

雨宮:子どもは大人を経験していないけど、大人は子どもを経験しているんですよね。
何か起きたときに、「危ないけど、やりたくなる気持ちはわかる」とか、「自分も昔そうだった」と振り返ることができるといいのかも。

丸澤:子どもの発達の過程って、実は大人にとってもめちゃくちゃ面白いよね。
大学の専攻は教育心理学だったけど、この十数年で新たに色んなことが分かってきていると思うから、もう一度勉強したい。

丸澤さんの写真

村上:私たちは親向けの雑誌も編集していますが、保育士さんの視点と親御さんの視点ってちょっと違ったりするから、両者を交えながらコンテンツをつくることもしたいですね。

雨宮:確かにそうですね。
保育士時代、「子どもの爪をちゃんと家で切ってきてほしいなぁ」と思っていたんですが、いざ自分が親になってみると、子どもの爪って想像以上に伸びるのが早い(笑)。
それに、つい忘れちゃうのって大体余裕がないときなんですね。いま振り返ると、あのとき私が保育士としてかけるべきだったのはお母さんを気遣う言葉がけだったな、と思いました。

こういうことってよくあると思うんです。
別にどっちが悪いわけでもなく、ただお互いの状況を知る機会があまりないというか。
だから、HoiClueを通して、子どもを取り巻くさまざまな立場の人の考え方や経験を共有できたらおもしろいなぁ、って。

子ども自身に登場してもらうのもいいですね。交流会や研究室みたいに、リアルにつながれる機会や探究を楽しむ企画をしたいです。

雨宮の写真

丸澤:小学館も、一歳児から小学生までの雑誌も持っているし、グループ会社は保育園や幼児教室も運営しています。
そういうところとも連携して、イベントを企画したり商品の開発をしたり。
やれることはいっぱいありますね。

村上:私たちは出版社だけど、紙に囚われず、色々な形のアウトプットを試していきたいし、今後が楽しみです。

雨宮:今日お二人とお話して、単純にうれしかったですし、楽しかったです(笑)。
小学館さんというすばらしいパートナーを得て、今までずっとやりたかったけど手が届かなかったことに挑戦していけるとワクワクしています。

いつも応援してくださっている読者のみなさんとのつながりも深めながら、これからのHoiClueを育てていけたらと思っています。

引き続き、どうぞよろしくお願い致します!

丸澤さんと雨宮の写真

小学館 児童学習局 取締役 丸澤 滋

『小学二年生』『小学六年生』編集部を経て、『ベビーブック』『幼稚園』『ちゃお』『ベツコミ』編集長を歴任。現在は児童学習局全体の担当役員。

小学館 児童学習局 こどもデジタル室 村上奈穂

『CanCam』『Oggi』などの女性誌でファッションを担当後、産休・育休を経て「子供に関わる仕事がしたい!」と児童学習局へ。保育雑誌編集を経て現在は子育てパパママのためのウェブサイトHugKum(はぐくむ)を運営。2児の母。

キッズカラー代表/HoiClue編集長 雨宮みなみ

保育士として6年間子どもに携わったのち、キッズカラーを立ち上げる。プライベートでは1児の母。「子ども」と「遊び」について日々探求中!


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