【保健コラム】どれくらい大きくなった?〜1年間の成長のよろこびを感じられるあそび2つ〜
長いようで短かった1年が過ぎようとしている3月。
この1年間で、子どもたちがどれくらい大きくなったか、視覚的に感覚的に知ることができたら、成長をより身近にうれしく感じられそうですね。
今回は、身近なものを使って成長を感じられるおもしろ遊びを2つ、ご紹介!
伸びた身長はどれくらい?
1年間で伸びた身長の長さをリボンの長さで表すあそびです。
視覚的に見られると大きくなったことが感じやすいですよね。
リボンは身体測定の記録用紙の余白に貼ったり、年度末に手形・足形などを記念に残す場合は、そこに一緒に貼っても良いと思います。
準備
1、3月の身体測定の後、子どもたちの身長が1年間で何cm伸びたかを算出し、リボンを貼る台紙に記載しておく。
2、リボンの下準備
<ハサミが使えない子の場合>
伸びた分の身長を切って名前を書いておく。
<ハサミが使える子の場合>
リボンに伸びた身長分の印をつけて名前を書いておく。
年長さんなど大きい子は、適当な長さにリボンを切っておき、あとで自分たちで定規ではかって印をつける所から頑張ってみても良いですね!
遊び方
1年でどれくらい大きくなったか、リボンを使って調べてみよう!
切ったテープを、台紙に貼ってみる。
どれくらい伸びたかな?
重くなった体重はどれくらい?
1年間で増えた体重の重さを野菜で表すあそびです。
体重がどのくらい増えたかを体感的に知れると面白いなぁと思い、考えました。
準備
1、使う野菜(果物)を手配
(例)
1キロ―大根 白菜 キャベツ
500g―レタス
300g―りんご
200g―ニンジン
150g―じゃがいも バナナ
100g―みかん(中)
*手に入る野菜・果物のサイズによって重さは変わります。
標準的なサイズで記載してありますが、物によっては重さが全く異なることもありますので、一度秤で確認しておと良いと思います。
2、1年間のそれぞれの増加体重を算出し、上記のリボンを貼る台紙の空いているところに数字を記載しておく。
遊び方
1年でどれくらい大きくなったか(重くなったか)、野菜を使って調べてみよう!
野菜の重さを説明したあと、重くなった分と同じ重さの野菜を持って、その重さを感じてみる。
どれくらい重くなったかな?
保育に役立つ豆知識
野菜をただ持つだけでは味気ない?…と思い、保健指導で行った事例をご紹介します。
1、野菜を持って写真撮影(3歳児クラスくらいまでにお勧め)
2、野菜のシールを準備して、増加体重分の野菜シールをリボンの横に貼る。
*一人ひとりの野菜シールをカップなどに振り分けて名前を書いておくと、子どもたたちが自分自身で貼れるのでオススメです◎
簡単!手作り野菜シール
大きい紙に、野菜のイラストを沢山描き(2cm角くらいの小さなもの)、最後にはさみで切って貼れば、シールのできあがり!
(イラストは手書きでも、パソコンでダウンロードした素材で作っても♪)
最後にワンポイントアドバイス
もちろん野菜なのでぴったり◯◯gというわけにはいきません。
それでも、1年で増えた重さを持つことで「これくらい大きくなった」という実感を少しでも持てればいいなと思います。
厳密にしたい場合は砂袋や重りを入れた人形など代用してみても良いかもしれませんね。