保育や子育てが広がる“遊び”と“学び”のプラットフォーム [ほいくる]

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「コンセプトは、“オトナな保育園”」ー茶々むさしこすぎ保育園(神奈川県 川崎市)

ほいくる編集者

茶々保育園グループの特徴はどんなところ?

Myシリーズ

特徴的な取り組みに、“Myシリーズ”というものがあります。
これは、Myビーズ。

ビーズの写真
子どもたちが今まで生きてきた年月を見える化したもの。

大きいビーズは一年、小さいビーズはひと月を表しています。
(写真には写っていませんが、ビーズの上には子どもたちそれぞれの顔写真がセットになっています。)


おもちゃの写真
ビーズは、特別なケースに入れてプレゼント。

誕生日になると、「大きくなったね。」と言って、玉をひとつ追加するんですよ。
小さい玉が長くなってくると、誕生日が近づいてきたしるし。
慌ただしい毎日ですが、子どもたちの成長を丁寧に見ていきたいという想いから生まれました。

そして、Myドール。

おもちゃの写真

Myドールは、自分の分身となるアイデンティティーをもつ人形で、入園式の日に、全員にプレゼントするんです。
ひとつとして同じものはなくって、さらにそれぞれに自由にカスタマイズできるんですよ。
表情を付けていないのは、その時々、子どもたちによって表情の見え方がは違うため。

一緒に登園する子もいれば、おんぶ紐でおんぶする子もいますね。
休みの子のMyドールをベットに寝かせて、看病する子どもの姿を見た時は、とても微笑ましく感じ、心温まりました。

Myドールは、子どもの心の安定を見るための“ものさし”でもあります。
だんだんMyドールが子どもたちの手元からMyドールのおうちにいることが多くなっていく様子に、子どもの成長を感じます。


おもちゃの写真
Myドールは、ひとつひとつ全部が手作り。

シーツから作っていて、今では作った人形をケニアなど海外へ届けたりもしているのだそう。

マルシェについて

力を入れていることのひとつに、「ちゃちゃマルシェ」があります。

茶々では、子どもたちの「できた!」とう達成感や、達成感の積み重ねで得られる自己肯定感を大切にしているんですが、マルシェはそれを更に深め、広めるものだと思っています。

マルシェの楽しみは、自分のこだわりを伝える喜びや、物語が語れるところ。
子どもたちのお客様へ対するまなざしは、まさに真剣そのもの!
自分の作品に対する思い入れも強く、そこに子どもだましなものはひとつもないんです。

保育園はともすれば閉鎖的なところがあるので、今後は地域の方をお呼びしたり、地域や社会との繋がりになればと思っています。

マルシェ通貨の写真
マルシェでは、“CoFT(コフト)”という
マルシェ通貨を使用[Communication Of Fairtrade]。

現金に還元することができ、マルシェを通して生まれた売上をとうしていくか、子どもたちと相談しながら、植樹や震災への寄付など、社会に還元する循環を作っているのだそう。
(ちなみに、実際にちゃちゃマルシェを行う前には職員でマルシェに行ってみたんだとか!)


保育環境について

保育環境においては、コーナー保育というものを取り入れています。
コーナー保育とは、“ここはおままごとをする場所”、“ここはお絵かきをする場所”というように、棚やパーテーションでコーナー分けをするというもの。

いつも決まった場所にあるので安心して遊ぶことができ、子どもたちが自分で選んで、とことん遊び込むことができるんです。

また、視覚的にお片づけの場所などがわかるような、マッチングという仕組みもあります。
発達に関わる手助けを、いかに遊びとして取り入れるかを大切にしています。

保育環境の写真

保育環境の写真

Myフィーリング

保育環境の写真
これは、自分がどんな気持ちでいるものかを、
子ども自身で表せる取り組み、Myフィーリング。

モーニングトークの時間に一人ひとりが自分のクリックを留めていきます。

保育のおもしろさを感じるところは?

子どもたちがそれぞれ何かに集中している途中のタイミングで、違う活動に移る場合がありますよね。
その時に、どういう風にその子が満足して、達成感を持って次の活動にうつるのか、その様子や工程を観察するのが好きです。

また、予想と全く違う方向へ展開していく様子を見た時に、「本当に子どもって無限大なんだなぁ。」と感じます。

反対に、保育の難しさを感じるところは?

どういう風にその子が満足して次の活動にいけるかは、おもしろさでもあり、悩むところでもあります。
保育士の人数も限られている中で、誘導ではなく、いかに子どもたちが納得できるか。
その時その瞬間に、ベストな対応ができているか、常に自分に問いかけています。

保育士と子どもの写真

保育をする上で、大切にしていることは?

“一人ひとり”というところを、大切にしています。
ちょっと大きな話になりますが、地球規模で考えた時に、やはり一人ひとりの力って大事だと思うんですよね。

大人になった時に、どうどういう風に自分を生かし、生かされていくのか…。
一人ひとりが、地球と関わっている意識を持てるようになってほしいなと思っています。

子どもたちを一人の人間として見ること、可能性を潰さない保育も大切にしています。
花を咲かせるのではなく、力強い根っこを作るのが保育士の仕事なんじゃないかと。

将来壁にぶち当たった時に、自分の力で、まわりと協力しながら乗り越えていけるように…
そういう関わり方をしていきたいなと思っています。

“茶々保育園グループ”にとっての、そもそも保育とは?

子どもたちにとって保育園で過ごす時間は、次世代を担っていく一人の人間としての基礎を作る大事な時期。 その環境をどう作るか、どう育っていくのか…全部含めて保育だと思っています。

私たち保育士は、未来の大人になる子どもたちと接しているんですね。 その子がその子らしく生きられること、「ボクはボクでいいんだ!」という自己肯定感、いろんな人がいて他者を受容すること、それが保育の根っこの部分だと思っています。


最後に、「夢」を聞かせてください

茶々保育園グループの保育を広めていきたいなという想いはあります。
現在12園展開しているんですが、地域に根付いて、“保育といえば茶々”と言ってもらえる風になったらいいなと思っています。

子どもの姿に寄り添い、ひとりの人間として関わる保育。
保育園を飛び出した地域や社会との関わりなど、たっぷりお話を聞かせて頂きました。

茶々保育園グループのみなさん、ありがとうございました!


もっと話を聞いてみたい方、「茶々保育園グループ」に関心を持たれた方は、ぜひこちらのリンク先をご覧ください。


茶々むさしこすぎ保育園
http://chacha.or.jp

子どもの写真

取材:境田 遥、雨宮 みなみ
文:境田 遥
写真:雨宮 みなみ

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