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「子どもの学びは、遊びから始まる」ー小学館アカデミーかりやど保育園(神奈川県 川崎市)

ほいくる編集部
掲載日:2015/12/21

小学館アカデミーかりやど保育園の特徴は何ですか?

うちの保育園にはビオトープがあり、これが特徴の一つになっています。
自然に触れることで子どもたちから溢れ出てくる発見がすごくよくあるんです。
四季を感じることで、“自然って生きている”というところから、“自分も生きている”という実感に繋がったり。
実のなる木もあるので、秋はまた楽しいですよ。

そしてもう一つ、地域との繋がりが濃いのも特徴です。
かりやど保育園の“かりやど”は、この地名から取っているのですが、この地名を名前にする保育園は珍しいようで、地域の人からもとても喜ばれていて。

田植えの指導や手伝いをしてくださったり、看板を作ってくれたり、夜の暗さを心配して道路にLEDライトをつけてくれたり…。
消防署の方もとても温かくて、書類一枚持ってくるのにわざわざ消防車で来てくれたり、子どもたちを乗せてくれたりするんです。

本当に、地域の中にある保育園という感じで、地域の中で子どもたちが育っているような、そんな恵まれている環境にあります。

ビオトープの写真
ビオトープ


小学館アカデミーさんでは、“楽習保育”という保育をしていると聞きましたが、実際にどういった保育をされているんですか?

遊びを通して自然と学びが得られるよう、日常の中に埋もれてしまっていることに、子どもたちが少し意識を持って身につけていけるような環境を大切にしています。

何かを教える(勉強)するというよりも、遊びや日常生活を通して自然と学んでいく。
例えば、「この形ってなんだろう」とか、「このおいしい食べものは何だろう」とか。
意識せずにいたらそのままになっていた部分にも、自然と意識が向くような働きかけをしています。

棚に収納された積み木の写真
いろんな形があることを知るきっかけになっている、
積み木の収納スペース。