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『見守る』〜みんなが心地よい保育って?〜

野村直子
昔は私が保育士2年目の時、先輩先生でとっても素敵な人がいました。
子どもたちが魔法に掛かったようにその先生に惹きつけられ、生き生きするような先生でした。

みなさんの周りには、そんな憧れのような先生はいますか?
どうしたら、そんな先生のようになれるのでしょう?

子どもたちをあっという間に惹きつけてしまう…
そんな魔法が使えるのは、もちろんキャラクターもあるかもしれませんが、
「子どもたちを的確に捉えているかどうか」が大切と思います。

今、目の前の子どもたちは、何を見つめていて、何に興味を持ち、どんな気持ちでいるか。

その事をきちんと捉えて、子どもの目線の先、興味、心の状態など知っていると、そこでどんなアプローチをすると面白いのか、どんな声を掛けると子どもの心が動くのかがわかるでしょう。

子どもの姿を的確に捉える一番の早道は、観察と見守りだと思います。

以前ある講座で、数組のママと子どもが部屋の中で過ごし、ママが子どもを観察するワークをしました。
ママが子どもを暖かく見守っている間、子どもは安心して遊び、そして遊びながら徐々にママとの距離を離して行きました。
でも、ママが違う方向を見ていると、ママの所へ戻って来て、身体に触れたり、声を出したりして、自分への注目を得ようとしていました。

ここで分かるのは、子どもは見守られている中では安心して、自分のやりたいことに没頭できるということです。

振り向けば、ママの目が見守っている。
そんな安心感の中では、子どもは冒険をし、自由でいられるのです。

森のようちえんの活動でもこんな姿がよく見られます。

子どもが走って先頭を行きます。
でも、大人の姿が見えなくなるかならないかのところで立ち止まり、大人が来ている事を確認して、また進みます。
時々、道端でなにか面白い物を見つけてはしゃがみ込み、一番後ろになり、そして、見えなくなるかならないかのところで走り出し追いつく。
まるで親ガモの周りを遊びながら小ガモがついて行く、カモの親子のようです。

こうした安心の場を、保育の現場にももっと創り出してみてはどうでしょう。
ただ放任している訳ではなく、管理している訳でもなく、大人が見守っているという場の中で、子どもたちが自由な表現を、遊びや様々な活動、生活の中でしていくという保育です。

今、目の前の子どもたちに的確な言葉を掛け、興味をひき、子どもが生き生きしている…
そんな保育の場をつくりだせる保育者はきっと、保育者自身も生き生きと楽しんでいる事でしょう。

そして、保育者が子どもたちを惹きつけるものは様々。
自分が得意とする技を身につける事も大切ですが、保育者自身が元々持っている素質そのもので十分かもしれません。

声が小さな人は小さいなりの、身体が大きい人は大きいなりの、保育者の個性や特徴を生かし、それをどう見せるかという工夫一つ、考え方一つで自分オリジナルの保育になっていくでしょう。

世界でひとつしかない、あなたの特徴を生かしてみてはいかがでしょう?

子どもたちのありのままを見守り、あなた自身もありのままで、みんなが心地よく過ごせる保育の場になると思います。

『見守る』〜みんなが心地よい保育って?〜



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