にぎにぎクッキング~形になる“前”を楽しむ1歳、2歳の子どもたちにおすすめの遊び~

本物みたいな食べ物を作ることは子どもたちの大好きな工作の一つですが、今回紹介する遊びは、それよりももっと前段階。1歳、2歳の子どもたちが見立てを楽しむ造形遊びです。
好きな色の折り紙をにぎにぎ丸めたり、ちぎったり食べ物を作って遊ぼう!
子どもの様子に添ったサポートと合わせて紹介します。
材料
- 折り紙
-
カップ、お皿などごっこ遊びが広がりそうな素材
子どもたちと遊んでみよう
好きな色の折り紙を選び、思い思いに丸めたり、ちぎったりしてみよう。
にぎって、作ろう
ちぎって、まるめて、作ろう!
自分でちぎるのが難しい時は、保育者が色々な大きさの折り紙を用意したり、ちぎりやすいように少しだけちぎったり、子どもたちの様子に合わせてサポートしましょう。
並べてみよう
きっと、食べ物に見立てる子がでてきます。子どもたちの中で見立てが始まったら、「おいしいね」と食べるまねをして遊びましょう。
(見立てが始まらない場合は、にぎったら折り紙の形が変わることや、それが何個も増えることを楽しんでいる場合が多いです。そういう時は、保育者から率先して見立てるよりも、一緒に「丸める」「にぎる」を楽しむのがおすすめです。子どもから見立てが始まるのを楽しみに待ってみてくださいね。見立てが始まる瞬間に立ち会えたら、保育者の喜びも倍増です。
見立てて遊ぼう
カップやお皿に入れて、食べ物に見立てて遊ぼう!
子どもたちのあいだで見立てが始まったら、器になるものを用意して、食べたつもりになって遊びましょう!
ポイント
工作で「食べ物」を作る場合、例えば、折り紙や画用紙、新聞紙や毛糸、発泡の緩衝材など色々な材料を使いながら本物に似ているように作りますよね。
本物みたいな食べ物を作ることは子どもたちの大好きな工作の一つですが、今回紹介する遊びは、それよりももっと前段階。1歳、2歳の子どもたちが見立てを楽しむ造形遊びです。
「りんごを作ろう」「バナナを作ろう」と頭にイメージしてから、作るのではなく、好きな色をにぎって生まれた形に「これ、りんごにしよう」「これバナナにしよう」と意味付けを楽しみましょう。
形を本物に似せることにこだわらず、子どもたちが手指を使って、折り紙の形が丸まったり、ねじったりして折り紙の形が変わる楽しさ。それを食べ物に見立てて想像する楽しさを味わってくださいね。