カナブンを観察してみよう〜今回の主役/カナブン〜
キラキラ輝く緑色が、とてもキレイです。
そんなカナブンを、観察してみました。
今回の主役は…「カナブン」です。
エピソード
暑い夏、道を歩いていると、これまた高温になったアスファルトの上で、息も絶え絶えの虫や、日陰を探して急いで歩いている虫に出会うことがあります。
私はそういう虫を見つけると、拾い上げて草や木がある場所に移しているのですが、この日は、近所で、緑色のピカピカした虫を拾いました。
コガネムシかな?でも顔がちょっと平たいけれど…
家まで持ち帰り、調べてみると「カナブン」でした。
クワガタやカブトムシを捕まえたことはありますが、カナブンを捕まえたのは初めて。
これがカナブンかぁ、と思いました。
砂糖水を与えながら、食事の様子や、体の様子をじっくり観察してみました。
使うもの
- 砂糖水
- 脱脂綿
観察してみよう
1. 道路に落ちていた、カナブンを捕まえました。
2. 裏返してみると、腹部の中心に凹みがあります。この凹みがあるとオス、凹みがなくツルツルだと、メスだそう。
3. 頭は平たくて、ユニークな形をしています。
4. 砂糖水を、脱脂綿に含ませて与えてみました。すると…。
5. 脱脂綿を抱え、口から筆の先のようなブラシを出して、舐め始めました!
お腹がすいていた様子。
6. 口の左右から、二本のブラシを出して…
7. ブラシを中心に動かして…
8. ペロリと砂糖水を舐めています。
9. 脱脂綿をガッチリ抱き抱え、離しません。その隙に、観察してみました。
10. カナブンのお尻や後ろ脚には、よくみると茶色い産毛が生えていました。
11. 中心の脚にも生えていますが、前脚の産毛は短いです。
12. それぞれの脚の先に、鋭い鉤爪がついています。
13. そのまま一晩我が家で飼育して、観察してみました。
プラスチックケースに土を敷き、枯れ木と枯葉を乗せ、カナブンが住んでいるのに近い環境を用意してみました。
砂糖水に加え、昆虫ゼリーも置いてみましたが、カナブンは砂糖水の方が好きな様子。
翌日、活発に動き回っていたので、森に離しました。元気に過ごしてくれるといいな、と思います。
ポイント
- カナブンには、緑色の他にも、茶褐色・黒・青など色々な色の仲間がいるそうです。
昆虫採集の時は、クワガタやカブトムシもいいけれど、カラフルなカナブンを探してみるのもおすすめです。 - カナブンと同様、コガネムシも緑色でピカピカしており、「この虫はどちらかな?」と迷うこともあると思います。体の形や、羽の付け根の形で見分けることができますよ。
参考資料[カナブンとコガネムシの見分け方!害虫はどちら?違うのは食べ物と見た目!]の記事をご覧ください。
コガネムシ