9月の指導計画(月案)<1歳児・保育園>
保育園の9月の月案指導計画(月案)、1歳児編。
予想される子どもたちの姿から、ねらい、学級(クラス)づくりのポイント、家庭や地域との連携など…
子どもたちの姿に合わせながら作る、月案の参考資料に。
毎月さまざまな園の指導計画をご紹介している、保育の専門誌、『新 幼児と保育』2022年夏号ふろく「2022年度版 指導計画」よりお届けします。
前月末の子どもの姿
・感染症が落ち着き、保育園での生活リズムを少しずつ取り戻しながら、夏ならではの遊びを楽しんだ。
・暑さが厳しい日が続き、熱中症の心配もあったので、無理せず室内で遊ぶことも多かった。
・高月齢の子どもたちは、少しずつ布パンツで過ごしている。
・自分の気持ちや要求を身ぶり手ぶりで伝えていたところから、少しずつ言葉を介してやりとりする姿が見られるようになってきた。
今月のねらい
養護
・夏の疲れや残暑から、体調を崩すこともあるので、こまめに様子を見ながら健康に過ごせるようにする。
教育
・食事や衣服の着脱など、身のまわりのことをしてみようとする。自分でできたことに喜びを感じる。
・友達の遊びに興味を持ち、一緒にやってみようとする。
子育て支援
・友達への興味や関心が高まり、かかわり合いが増える中で、かみつきやひっかきなどのぶつかり合いも見られる。言葉にならない子どもの思いや“つもり”、そのときの保育者のかかわりを丁寧に伝える。
環境構成
・子どもの興味や関心に合わせて、遊具や室内環境を考え、整えていく。
・体力がつき、動きも活発になるので、室内でも体を動かせるような工夫をする。また安全に遊べるよう、保育者同士で動きや見方の確認を行う。
保健衛生
・遊具などの消毒、換気を十分に行う。
・夏の疲れが出やすい時期なので、子どもの体調などの情報交換を保護者や保育者間で密に行う。
・保育室の温度や風通しなどに配慮し、水分補給をこまめにするなど、熱中症対策を心がける。