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【書籍紹介】0歳児から5歳児 行動の意味とその対応

掲載日:2020/03/31
【書籍紹介】0歳児から5歳児 行動の意味とその対応

ほいくる編集部がオススメする、学べる本のご紹介。
今回は 『0歳児から5歳児 行動の意味とその対応』。

大人から見てつい叱ってしまいそうになる子どもの行動。
その裏にある心身の発達や子どもからのサイン、そして対応のしかたを、乳幼児の育ちの専門家である今井和子先生が教えてくれます。


この書籍について

書籍名:『0歳児から5歳児 行動の意味とその対応』
著者:今井 和子
出版社:小学館



こんな人におすすめ

・0歳〜5歳児を受け持つ保育者

・0歳〜5歳児の子育てで悩みをもつ保護者


ほいくる編集部のおすすめポイント

マイナスに見える行動、その裏にあるものは…

食べ物をぐちゃぐちゃにする、思い通りにならないと物を投げたり奇声を発する、バカ・うんちなど汚い言葉を発する…
ため息が出そうになったり、時に思わず叱ってしまったりする子どもの問題行動ですが、今井先生は、そうした行動をとらえるときに大事な3つのポイントがあるといいます。

その行動が、思い通りにならないことにぶつかったときの心の葛藤のあらわれだったとしたら…

今井先生のメッセージから、大切なのはまずその背景にある子どもの心や成長を見つめる目であることに気づけそうです。

0〜5歳のお悩み、その“意味”がわかれば“対応”も変わる 

本書では、まず0歳から5歳それぞれの年齢の心や体の発達の特徴をおさえた上で、46のさまざまな問題行動のお悩みに、今井先生がその「行動の意味」と「対応方法」を答えます。

ハイハイができるようになったら、何でも触って舐め回してしまう…

そんな行動の背景にあるのは赤ちゃんの舌による“ものの認知”。やがて食べることの喜びにつながるこの行動は十分にさせてあげてほしいというアドバイスが。

受け持つ子どもの気になる行動への理解を深める、心づよい一冊となりそう。

またお友達へのひっかきやかみつき(2歳児)、指しゃぶり(3歳児)など、保護者からのお悩み相談に答えるときの説明やアドバイスとしても参考になります。

出版社からの内容紹介

乳幼児の子育ての悩みをおもちの方、必読です

「おもちゃを独り占めして、お友達に貸さない」
「何をするにもイヤイヤで…」
「お友達をひっかいたり、かんだり…」
「毎日イタズラばかり」など、子育ての悩みはつきません。
一見大人からすると理解しがたいことも、実は、子どもの行動の裏には理由があり、子どもからのヘルプや、発達サインの場合もあります。
乳幼児の育ちの専門家・今井和子先生が0~5歳児に見られる実例ごとに、行動の意味とその対応法を教えてくれます。

【構成】0歳~5歳の年齢ごとに章立て
・章の最初に各年齢の特徴 年齢ごとの発達の道筋、目安を紹介。
・次に各年齢にありがちな行動の意義と対応を解説。紹介する乳幼児の行動は、全部で46。
以下、主だった行動です。 
 0歳 何でも物をなめる、人見知りをしない、ハイハイをせずに立ち上がる
 1歳 遊び食べ、イヤイヤ、イタズラばかり
 2歳 玩具を独り占め、だだをこねる、すぐだっこ
 3歳 順番が待てない、物を壊す、どうしてを連発
 4歳 かたづけない、友達と上手に遊べない、ばか・ウンチを連発
 5歳 ウソをつく、友達と比べる…など。
・各章の最後には、年齢に対応した内容の子育てコラム

書籍名:『0歳児から5歳児 行動の意味とその対応

著者:今井 和子
定価:本体1,200円+税
判型/ページ:四六判/144ページ

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著者の今井先生は、以下のようにも語っています。

子どもたちの行為をどう読み取り支えていくかの答えは決してひとつではありません。
子どもによっても援助の手立ては異なります。

この本を手掛かりに、子ども一人ひとりへの目線や向き合い方を見つめ直すことも、できるのではないでしょうか。



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