<第3回>保育者の本音や実践の技、伝えます!〜新 幼児と保育“ほいく・誌上中継情報局"連載企画〜
あー、あー、マイクのテスト中! 情報局から3回目のお届けです。
今回のテーマは、「全体会議」。
保育者のためのサイト『ほいくる♪』への投稿から、ユーザーさんの声を拾っておしらせしまーす!
園児がいても会議はせねば
今回は、450人ほどの人から回答を寄せてもらっています。ありがとうございました~♪
早速、結果を拝見します!「全体会議」の時間については、「1~2時間」と答えた人が全体の半分ほど。時間帯は、「夕方・夜」という人が多くて、55% 。
私、会議は「午睡中」が鉄板と思ってました。だって、遅い時間だと、時間の捻出が大変ですよね。
「延長保育の時間帯」にやっているケースが多いのかな。ただこの場合、「延長保育の当番の人は出られない」とか、「遅れて出席」ってことが問題になってるみたい。
逆に午睡中の開催は、全員出席となると、「子どもたちを見ながらなので集中できない。小さい声で話さなくてはならない」という意見が上がってました。
以前聞いた話では、会議のある日は、パートさんに多めに出てもらって、フォローしてもらってるとか。会議、大事ですからね~。
自慢や傲慢で長引く会議?
全般的に多かった意見は…。
「脱線する、話が長い、まとまらない!」
ああ、あるある(苦笑)。コメントでは「上司の自慢話が続く」とか、「みんなで決めようと言いながら、自分の思い通りに話が進まないと会議を終わらせないベテランが必ずいる」とか。気の毒すぎる…。
そういう無自覚な人がいると困るけど、事前に会議の目的やゴールをきちんと共有して進められれば、少しは改善するように思います。
実際、かなり有望な事例も出てました。タイマーが「チン♪って鳴ったら強制終了」とか。園に限ったことではなく、これ、全国実施キャンペーンを張りたいです(笑)
自分も気をつけないとね…。
わ~!(汗)
アンケート自由記入欄から、会議の課題&工夫
「 」内は会議の課題としてあがった意見、“・”はそれに対応すると思われる回答意見です話が長い人がいる、会議が長引く
・時間をセットしたアラームを置いておく。発言中でもチンと鳴ったらおしまい・会議の内容や時間配分をあらかじめ貼り紙。流れを確認できるようにする
・当たり前だが、レジュメなどを準備する
意見を言いづらい雰囲気がある
・晩ご飯をみんなで作ってコミュニケーションを取っている・司会がくじを引いて、みんなが答える質問コーナーをもち、職員間の仲を深めている
「全員が一気に出席できない」
・会議を2回に分けて、出られる方に出る・レジュメを早めに配り、出られない人は意見や案などを事前に提出
・「職員会議ノート」に会議内容を記録。ノートを見たら印鑑を押す
「乳児と幼児では違うことが多すぎて話し合いづらい」
・乳児部会と幼児部会も開催し、保育の内容検討はこの部会で行っている「発言する職員が毎回同じになっている」
・付箋を使い、意見をまんべんなく出し合う・小さいグループに分かれて話し合う時間を設ける
気になった記述…「発言しても、誰も返事してくれない…」
“ほいくる♪”のサイトで投稿、お待ちしていま~す!
*おおえだけいこ:イラストライター
平成育児ingライフ研究所を主宰するイラストライター。著書に『保育の世界がまるっとわかる(笑)マンガ じんぐるじゃむっ』(小学館)。
*雨宮みなみ(あめみやみなみ):こども法人キッズカラー代表
元保育士。2010年、こども法人『キッズカラー』を設立。保育者・保護者向けの情報サイト「ほいくる♪」や、遊びスペース「コドモガラクタラボ」などを運営する。