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就活のキーポイント!とっても重要な「園選び」どうすればいい?

三輪ひかり
掲載日:2016/10/24
就活のキーポイント!とっても重要な「園選び」どうすればいい?

前回の記事で、保育士特有の就活スケジュールを知るだけでなく、「園選び」がとっても重要であるということをお伝えしました。

教えて先パイ!保育士の「就活事情」大公開!!

そこで就活特集vol.2では、「どうやって園を選べばいいのか」を具体的に学んでいきましょう。
今回も、ほいくるの公式LINEのアンケートで聞いた“先パイ保育士たち”の声もお届けします!

園選びで先パイ保育士が重要視したのは…「家からの距離」!

では、実際保育士の先輩たちは、どんな視点で園選びをしたのでしょうか。

Q1:就活時、園選びで何を1番重要視しましたか?


アンケートの結果、最も多かったのは「家からの距離」。
次に、園の理念や目標、給与という順に重要視した先パイたちが多くいました。

早番だと朝早く出勤しなくちゃいけないし、保育士さんってただでさえ体力勝負なお仕事だから、通勤ではパワーを使いたくないということを考えると、「家からの距離」を重要視するのも納得!


また、「その他」の回答にはこんな意見が。

・人間関係
・長く働けるかどうか
・働いている先生方が楽しそうかどうか
・園の建物
・公務員を受けた(安定している)
・園の雰囲気
・勤務時間
・ブランクがあっても大丈夫なところ

たしかにどれも大切にしたいことですよね。

ほいくる編集部にいる、元保育士にも、話を聞いてみると…

当時は、ただでさえ保育士の給料は安いから、少しでも給料がいいところに…という思いが正直強かったかな(笑)。

でも今思うと、園の理念や実際働いている先生方の様子はもっとしっかりリサーチしたほうが良かったなぁと思っています。

給与も大事だけど、自分の保育観と合わなかったり、人間関係がうまくいかないと働いていて苦しくなるだろうなぁと。

という意見が。
人それぞれ大事にすることは違うようですが、“何が自分にとって重要なのか”ということが、自分の中できちんと理解できていることが大切そうですね。

園選びの方法ってなにがある?

園選びのポイントはわかったけれど、ではどうやって探すのか。

それも先パイ保育士さんたちに聞いてみました!

Q2: 園選びの方法を教えて!


学校にくる求人と、求人サイトや人材紹介で探す人が多いですが、選び方は人それぞれのようです。

ほいくるの元保育士&幼稚園教諭メンバーは皆、「学校にくる求人」で選んでいたから、探し方に変化がでてきたのかなぁと結果にびっくりしていたよ!



先パイ保育士さんたちの探し方からも見てとれるように、最初から1つの方法に絞ることなく、いろいろな方法で探してみると、自分にあった探し方が見つかり、結果、自分にあった園に出会える確立も高くなりそうですね!

保育士って「離職率」が高いんです!

また、ここで注目したいのが、保育士の離職率。
実は、保育士の離職率は10%を超えるんです。

2年未満で離職してしまう割合が最も多く、そこから離職率は下がっていきますが、8年未満で離職する人が、一般企業に比べとても多いです。

参考文献:厚生労働省—保育士等に関する関係資料

実際、アンケートに答えてくれた保育士さんたちの中にも、離職経験者や転職経験者が。
離職した理由はなんだったのでしょうか?

Q3:転職・離職をした理由は?


その他の意見

・契約切れ…3
・残業が多すぎる…3
・体調不良…3
・結婚…2
・妊娠、出産…2
・仕事が多過ぎる…1
・パワハラ…1
・いじめ…1
・保護者関係…1
・スキルアップする為…1
などなど

ほいくるの元保育士&離職や転職をする理由を見ると、園選びの時点で、園の内情が分かることが大切そうだね!


園選びのキーポイントは「見学」にあり!

先輩保育士の皆さんのアンケート結果や、保育士の離職率の現状を見ても、園のホームページや求人情報では分からない部分に、本当に“見るべきポイント”はありそうです。

実際、その園で働いている知り合いや、学校の先生に話を聞くのもひとつの手だと思いますが、自分の目でしっかり見て、見極められるとより良さそうですね。

ほいくるの元保育士&自分で園に電話をして見学のアポイントを取らなくてはいけないことに、ハードルの高さを感じる人もいるかもしれないけど、ほとんどの園は断ることはないから、安心して電話してみて!


何園も並立して面接を受けることができないからこそ、その一歩手前で、いろいろな園をリサーチしたり見学に行ったりすることで、

1、視野を広げる
2、自分の保育観や、こういうところで働きたいという想いを知る
3、ここだ!という園を探しきる

ことが、保育士の就活では大切なことのような気がします。