人権週間とは?(12月4日〜10日)〜子どもに伝えやすい行事の意味や由来、過ごし方アイデア〜
一人ひとりの違いを認めたり、自分や友だちの好きなところをたくさん探してみたり…
子どもたちにも分かりやすい伝え方をご紹介。
人権週間(12月4日〜10日)とは
毎年12月4日〜10日を、人権週間と言います。
自分もお友だちも一人ひとりが違うことを知り、それぞれの違いを大切にすることを考える一週間です。
人権ってなぁに?
「人権」とは、一人ひとりが生まれた時から持っている「自分らしく生きる」権利のこと。
権利って少し難しいけれど、つまりは、みーんな生まれたときから「自分らしく生きて良いですよ」とされているのです。
みんながみんな違うように、全部が同じ人なんて誰もいません。
一人ひとりの違いを認めたり、自分やお友だちの良いところを見つけて、それぞれが大切な存在であることを知る、大切な一週間です。
人権週間って誰が作ったの?
1948年(昭和23年)12月10日、国連総会で「世界人権宣言」が採択されたのを記念し、1950年(昭和25年)の国連総会で12月10日を人権デーと定めるとともに、全ての加盟国に実施を呼びかけました。
日本では世界人権宣言採択の翌年の1949年(昭和24年)、法務省と全国人権擁護委員連合会が、12月4〜10日までの一週間を「人権週間」と定めました。
12月10日は、日本だけでなく世界の色々なところでも「人権」について考える日になっているのですね。
過ごし方アイデア
人権週間(12月4日~12月10日)、どんな過ごし方があるでしょう…?
自分の好きなところはどんなところか考えてみよう
自分のどんなところが好き?
目が大きいところ?元気なところ?
自分自身のすてきなところを見つけた分、自分のことをもっと好きになれるかもしれません。
友だちの素敵なところはどんなところか考えてみよう
友だちのどんなところが好き?
いつも優しいところ?力持ちなところ?おもしろいところ?
改めて考えてみると、友だちの素敵なところにたくさん出会えるかもしれません。
自分とお友だちの違うところってどんなところか考えてみよう
一人ひとり良いところ、すてきなところをたくさん持っていますね。
それを「個性」と言います。
みんなそれぞれ違うところを認め合いながら、自分や友だちのすてきなところをたくさん見つけてみよう!
得意なことや苦手なことも人それぞれ。
みんなが一人ひとり優しい気持ちを持って、困っている人がいたら、それぞれの得意なことを生かして助け合えたらいいですね。
世界にも目を向けてみよう
世界には、いろいろな人やいろいろな暮らしがあります。
例えば、髪の毛が金色の人や茶色の人、肌の色が黒い人や白い人、瞳の色が黒い人、青い人…
話す言葉も国によって違います。
でも一緒なのは、みーんな同じ「ひとりの人」ということ。
本などを通して、世界の人々や暮らしに目を向けてみると、また新しい発見や出会いがあるかもしれません。