保育と遊びのプラットフォーム[ほいくる]

言葉の線画遊び〜イメージを表現して楽しむお絵かき遊び〜

Kaori-itou
掲載日:2017/09/30


“ふわふわ””ちくちく””もぞもぞ”…身の回りに溢れている、何かを表現する言葉。

その言葉を線にしてみたらどんな線になる…?

より表現が広がる道具や遊び方をご紹介。



材料

・紙(画用紙、コピー用紙など何でも)
・描くもの数種類
(黒い絵の具、クレヨン、ペン、鉛筆など)


使うもの

・パレット
・筆
・水入れ


遊び方

まずは何種類かの画材を用意する。

太い筆、中くらいの太さの筆、細い筆、平たい筆などがあるとよい。

その他

鉛筆やクレヨン、ペンも用意して、自由に選べるようにする。

※絵の具は、まずは黒1色で始めると良い(色数を多くすると色に気持ちがいってしまうので、黒1色の方が望ましい)。

絵の具と筆の写真



感覚を表す言葉を、線にして表現してみる。

<例>ふわふわした線

線を描いている様子



何人かいれば、きっとその数だけのふわふわした線ができあがる。
1種類だけではなく、思いつく限りのふわふわな線を描いてみよう!


花を描いている様子



線のアイデアがたくさん出たら、次は単純な形を描いてみる。

例えばふわふわしたりんご。

絵を描いている様子



綿毛のようなふわふわもあり。
こちらは、筆をねじるようにして描いたアイデア。


綿毛を描いた絵



次は、違う線を描いてみよう。

例えばちくちくした線。

濃い線の絵



描いているうちに気分が乗ってきて、思わず手で描いてしまったり。
色んなアイデアが飛び出してくるよ。


手で描いている様子



ハリネズミの背中のちくちく!
絵を描いている様子



ちくちくした線をたくさん発明したら、今度はちくちくりんごを描いてみよう。

描いた作品



ひとりひとり、ぜんぜん違う作品ができあがってくる。

描いた作品



今までに描いていない種類の線。
描いた作品



点で描いたり、縦線を並べたり、ギザギザしていたり…
無限のアイデアが出てきておもしろい。


描いた作品



最後に、友だちの作品も見てみよう。どの線が好き?これはどうやって描いたの?など、色々話してみると、さらに発見があるかも。



ポイント!

・絵を描くのが苦手な子でも、どんどん描いてしまいたくなるプログラム。線をたくさん描いた後に描く形は、りんごや三角、四角などの単純な形だと続けて楽しみやすい。

・途中、お題から外れてしまったり手形を押し始める子がいても、止めずにそのまま描き進められる環境を大切に。
そこにはきっと創作するエネルギーが生まれているはず。

・友だちと描くのが難しい場合は、無理せず描きやすい環境で。
ただ、保育者など大人と描いてみたり他の子の絵を見たりすることで、自分以外の人の世界を知ることができ、1つの刺激にもなる。