おさんぽでみつけるたくさんのこと
この日は4歳児の女の子と、ふたりっきりで1時間のお散歩。
すべりだいを見つけると、階段を勢いよくかけあがりましたが、 すぐにはすべらず、手すりにぶらぶらとぶらさがりました。
![滑り台の手すりにぶら下がる女の子の写真](https://d36atwftrcmaqv.cloudfront.net/asobikichi_02_01.jpg)
わたしが、「うでの力があるね!」 と言うと、
「うでのちからじゃないよ、 てのちからだよ。うでよわいの。
…あ、うでのちからあった。
やさいだいすきだもん。
だってママがいってたじゃん。 やさいだいすきだって。 だから、うでのちからつよいの。」
と考えながら教えてくれました。
その後、ポールで休憩。
![道端のポールに手を乗せる女の子の写真](https://d36atwftrcmaqv.cloudfront.net/asobikichi_02_02.jpg)
「おみせにいこうかな。“うそんこ”のおみせ。」
と考えています。
うそんこのおみせやさんに行ったあとは、 ほんもののお店に。
「これなに?おもしろそう」
一瞬で気になるものを見つけました。
![お店でおもちゃを手に取る女の子の様子](https://d36atwftrcmaqv.cloudfront.net/asobikichi_02_03.jpg)
「おかねもってないから、かえないなあ。」
外に出てみると、駐車場に黒い液がこぼれています。
![道にこぼれた黒い液体の写真](https://d36atwftrcmaqv.cloudfront.net/asobikichi_02_04.jpg)
![道路を歩く女の子の写真](https://d36atwftrcmaqv.cloudfront.net/asobikichi_02_05.jpg)
「これ、くるまのうんちだよ。」
と教えてくれました。
「あー、はながさいてるね。しゃしんをとりたい。」
とお話しながら歩く彼女でしたが、そのうち、今度は下を向いて黙ってしまいました。
「せんからでたら、まけだよ」
![道路に引かれた線の上を歩く女の子の写真](https://d36atwftrcmaqv.cloudfront.net/asobikichi_02_06.jpg)
真剣な表情です。
「そろそろ家に帰ろうか」 と声をかけると、
「ここからいけるよ」
と柵に足をかけました。
![柵によじ登る女の子の写真](https://d36atwftrcmaqv.cloudfront.net/asobikichi_02_07.jpg)
反対側に着地したそのとき、
「おとなはじゆうなのに」
と言うので、「こどもは?」 と聞くと、
「じゆうじゃない。じゃんぷしていくのじゆうだよね?めちゃくちゃ。」
と、説明するように話してくれたのでした。
![ベンチに座る女の子の写真](https://d36atwftrcmaqv.cloudfront.net/asobikichi_02_08.jpg)
こどもたちは目に入ったものを見て、一瞬であそびを考える。 お話をつくる。 思い出す。 自分の気持ちを話す。
わたしと過ごした時間は、たった1時間。 彼女にとっては、どんな時間だったのだろう。 大人にとっての1時間と、どう違うのだろう。
大人と子どもの時間について考える1時間でした。
作成:asobi基地 西巻慧菜
すべりだいを見つけると、階段を勢いよくかけあがりましたが、 すぐにはすべらず、手すりにぶらぶらとぶらさがりました。
![滑り台の手すりにぶら下がる女の子の写真](https://d36atwftrcmaqv.cloudfront.net/asobikichi_02_01.jpg)
わたしが、「うでの力があるね!」 と言うと、
「うでのちからじゃないよ、 てのちからだよ。うでよわいの。
…あ、うでのちからあった。
やさいだいすきだもん。
だってママがいってたじゃん。 やさいだいすきだって。 だから、うでのちからつよいの。」
と考えながら教えてくれました。
その後、ポールで休憩。
![道端のポールに手を乗せる女の子の写真](https://d36atwftrcmaqv.cloudfront.net/asobikichi_02_02.jpg)
「おみせにいこうかな。“うそんこ”のおみせ。」
と考えています。
うそんこのおみせやさんに行ったあとは、 ほんもののお店に。
「これなに?おもしろそう」
一瞬で気になるものを見つけました。
![お店でおもちゃを手に取る女の子の様子](https://d36atwftrcmaqv.cloudfront.net/asobikichi_02_03.jpg)
「おかねもってないから、かえないなあ。」
外に出てみると、駐車場に黒い液がこぼれています。
![道にこぼれた黒い液体の写真](https://d36atwftrcmaqv.cloudfront.net/asobikichi_02_04.jpg)
![道路を歩く女の子の写真](https://d36atwftrcmaqv.cloudfront.net/asobikichi_02_05.jpg)
「これ、くるまのうんちだよ。」
と教えてくれました。
「あー、はながさいてるね。しゃしんをとりたい。」
とお話しながら歩く彼女でしたが、そのうち、今度は下を向いて黙ってしまいました。
「せんからでたら、まけだよ」
![道路に引かれた線の上を歩く女の子の写真](https://d36atwftrcmaqv.cloudfront.net/asobikichi_02_06.jpg)
真剣な表情です。
「そろそろ家に帰ろうか」 と声をかけると、
「ここからいけるよ」
と柵に足をかけました。
![柵によじ登る女の子の写真](https://d36atwftrcmaqv.cloudfront.net/asobikichi_02_07.jpg)
反対側に着地したそのとき、
「おとなはじゆうなのに」
と言うので、「こどもは?」 と聞くと、
「じゆうじゃない。じゃんぷしていくのじゆうだよね?めちゃくちゃ。」
と、説明するように話してくれたのでした。
![ベンチに座る女の子の写真](https://d36atwftrcmaqv.cloudfront.net/asobikichi_02_08.jpg)
こどもたちは目に入ったものを見て、一瞬であそびを考える。 お話をつくる。 思い出す。 自分の気持ちを話す。
わたしと過ごした時間は、たった1時間。 彼女にとっては、どんな時間だったのだろう。 大人にとっての1時間と、どう違うのだろう。
大人と子どもの時間について考える1時間でした。
作成:asobi基地 西巻慧菜