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【書籍紹介】新沢としひこ&中川ひろたかのラララうたランド CDつき

掲載日:2021/08/12
【書籍紹介】新沢としひこ&中川ひろたかのラララうたランド CDつき

ほいくる編集部が保育者のみなさんにおすすめしたい一冊。
今回は『新沢としひこ&中川ひろたかのラララうたランド CDつき』をご紹介します。

「にじ」「世界中のこどもたちが」など、子どもから大人まで歌い継がれる歌を世に送り出してきた、新沢としひこさんと中川ひろたかさんのコンビ。
2019年から小学館『新 幼児と保育』の連載「ラララ うたランド」で、新たに2人で制作した曲を発表してきました。
それらを含めた全18曲が詰まった楽譜集、CDも付いていて聴き応えもある一冊です。

この書籍について

新沢としひこ&中川ひろたかのラララうたランド CDつき
著:新沢としひこ/中川ひろたか
出版社:小学館



こんな人におすすめ

・子どもたちと歌や音楽を通して楽しい時間を共にしたい方
・子どもたちとうたう歌のバリエーションを増やしたいなぁと思っている方
・「にじ」「世界中の子どもたちが」など新沢としひこさん&中川ひろたかさんコンビがつくる歌が好きな方


ほいくる編集部のおすすめポイント

子どものためだけじゃない、大人の心にも響く曲

 この本は『新 幼児と保育』の連載「ラララうたランド」で発表してきた12曲を含む、全18曲の楽譜がピアノ伴奏譜付きで掲載されている楽譜集。
作詞を新沢としひこさんが、作曲を中川ひろたかさんが担当しています。
おふたりが歌・演奏をしている動画(「ラララ うたランド〜新沢としひこさん&中川ひろたかさんによる歌の動画集〜)も配信されています。


保育で子どもたちといっしょに歌いたいのはもちろん、大人自身がひとり時間にじっくりと弾いたり聴いたりして楽しめる歌が詰まっているなぁと思います。
中川さんの作り出す優しくて親しみやすいメロディ、なのに、ポップだったりロックンロールやブルースのアレンジだったり。気がつけば自然に体をくねらせたり、心地よく揺らしたりしてしまう曲ばかりです。 

新沢さんがつづる詞は、メロディにのってその情景が目の前に浮かんできます。
クスッとほほえましい日常のひとコマやくすぐったくなる気持ち。
ときに雨を眺め感じるさみしさだったり、日々を送れることのよろこびや希望だったり。
歌を通して、湧き出るさまざまな気持ちの旅にでているような心地になりました。
 

新沢さん、中川さんが曲作りへの思いを語っているスペシャル対談

掲載されている曲を聴いていると、「世界中のこどもたちが」や「にじ」が誕生してから30年以上経った今も、おふたりの作詞作曲の息がぴったり合っているように感じました。
その理由について、巻末の新沢さん、中川さんのスペシャル対談を読んで、理解できたように思います。

「ふたりの歌はいつも時代を超えて「ふたりの歌」として作っていきたいと思うんですよね。」

中川さんは新沢さんのつむぐ詞に、新沢さんは中川さんの生み出すメロディに、それぞれ大きな信頼を寄せられていて、おふたりの曲にとってはどちらもかけがえがない。
自分たちの曲作りについて、音楽への思いについて語りあっている対談は、読み応えがあり、おふたりがつくってきた曲への親しみがさらに深まる内容です。

 
出版社からの内容紹介

子どもの歌の新ジャンルから名曲までを収録
卒園式にもおすすめの『ありがとうの言葉』、思わず腰をひねって躍りたくなる『ごきげんツイスト』などCD収録全18曲のピアノ伴奏譜を掲載。名曲『にじ』も新音源で収録。
新沢としひこさん、そして中川ひろたかさん、山野さと子さん、本田洋一郎さん(3人のユニット「ヒネるズ」)が歌っています。

『にじ』から30年。新沢さん(作詞)と中川さん(作曲)がタッグを組んだ連載「ラララ うたランド」(『新 幼児と保育』小学館)2年分をメインで構成。

新沢さん×中川さんのスペシャル対談(パート1「ぼくたちはみんなの歌を作ろうよ」、パート2「時を経て歌うもうひとつの虹の歌」)も見逃せません。

【CD収録&楽譜掲載曲】
1 きみとにじをみた
2 ごきげんツイスト
3 雨ノート
4 ペリカンの歌
5 ミラクル
6 今日にありがとう
7 ひのあたる
8 タマネギがめにしみる
9 こどもはこども
10  キュン
11  ハッピービート
12  ありがとうの言葉
13  100ねんソング
14  あじさいレイン
15  ペンギンがっしょうだん
16  花のワルツ
17  メロディはラララ
18  にじ

書籍名:新沢としひこ&中川ひろたかのラララうたランド CDつき
著:新沢としひこ/中川ひろたか
出版社:小学館
判型/頁:AB判/64ページ

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この本の最初の歌は「きみとにじをみた」。虹がテーマとなった一曲です。
最後に掲載されているのは、おなじみの「にじ」。この本のために新たに収録されたそうです。 

ー「にじ」から長い時間を経て、虹の歌を全然違う歌として作りたかった… 

巻末の対談で新沢さんが語っているように、時代を超えた2つの虹の歌を楽しむことができるのも、この楽譜集の魅力のひとつだなぁと思います。

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