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【保健コラム】虫に刺された!薬を塗れないときの代替療法

神谷知子
掲載日:2016/07/20
【保健コラム】虫に刺された!薬を塗れないときの代替療法

虫刺されが気になる季節。

保育園では薬が濡れないこともありますが、そんな時にもってこいの代替療法があるのをご存知ですか?

意外に知らない、虫刺されの対処法をご紹介。

蚊に刺されへの対応

園庭や公園、プールサイドなどに発生する蚊!
小さいこの虫に頭を悩ませている保育園も多いことでしょう。
腕を蚊にさされるイラスト


ディート入りの虫よけスプレーが危険であるとの報告から、保育園でもアロマ系の虫よけスプレーがかなりメジャーになりました。
虫よけ対策と共に気になる虫刺され後の対応です。

お薬の使用は保育園の方針によって様々。
園によってはお薬を塗る承諾書を保護者から頂き、塗布している場合もあるでしょう。

今回は、お薬を使用しない方針の保育園や、使えるけれど、園外活動ですぐに使用できないときの代替療法についてお伝えします!

蚊に刺された時の代替療法

特別なものを使わずにできる、驚くべき対処法(代替療法)とは…?

使うもの

石鹸の写真

・水
・石鹸

え?それだけ?
と思われるかもしれませんが、この石鹸が重要です!

現在のスタンダードになっている弱酸性の石鹸(ハンドソープ)ではありませんので御注意を!
カリ石鹸が含まれているもの(昔ながらの固形石鹸など)にしてください(アルカリ性)。

使い方

1、虫に刺された部分に石鹸を塗る(泡立ててもいいし少し水に塗らし塗り付けるでもOK)。
蚊にさされた部分に石鹸を塗る様子


2、しばらく置いて水道水で良く洗い流す。

これで、おしまい!

ええ!?本当にそれだけ?
と思われますよね(笑)
ポイントは、虫刺され後できるだけ早く対処すること。
虫刺されに気づいたら、すぐに石鹸をつけてあげましょう。

保育に役立つ豆知識

なぜ、石鹸+流水なのか?

蚊は人の血を吸うとき、人の体に麻酔代わりの液体(酵素)を流します。
この液体に体がアレルギー反応を起こし、かゆみが引き起こされるのです。

蚊の出す液体は酸性。石鹸はアルカリ性です。
酸性とアルカリ性・・・
そうです、中和(ちゅうわ)です!

かゆみをひき起こす酸性の液体と、石鹸のアルカリ性が反応して中和される仕組みになっているのです。
さらに石鹸を洗い流す時に良く流水で洗うことで、患部を冷やしかゆみを抑えてくれるというわけです。

ぜひ、お試しくださいね!