終戦記念日とは?(8月15日)〜子どもに伝えやすい行事の意味や由来、過ごし方アイデア〜
子どもたちに伝えるには色々と難しさを感じるけれど、きちんと伝えたい「終戦記念日」。
子どもたちといっしょに考えたり、伝える際の手がかりになりそうな情報をご紹介します。
終戦記念日(8月15日)
8月15日を終戦記念日といい、みんなが生活している日本という国が戦争をしないと約束した日のことです。
戦争ってなあに?
みんな生まれるずっと前、1945年の8月15日まで、日本は他の国とけんかをして戦っていたことがありました。
これを「戦争」と言います。
1945年8月6日には、日本の広島県という場所に原子爆弾という大きな爆弾が落とされ、8月9日には長崎という場所にも同じ爆弾が落とされました。
それにより、たくさんの人が亡くなったり、けがをしたり、家族や友だちと離れ離れになったり、家が焼けてなくなったり、食べ物がなくなったりして、とても辛く悲しい、辛い思いをしました。
だから、8月15日に「もうこれから二度と戦争はしません」という約束をし、戦争を終わらせたのです。
どうやって過ごす?
終戦記念日(8月15日)、みなさんは子どもたちとどんな風に過ごしますか…?
「戦争」について知ろう
今この時に戦争をしている国があったり、ニュースを通して「核兵器」「ミサイル」というドキッとする言葉を耳にしたりと、戦争は過去だけの遠い話ではなく、未だに私たちの近くにあります。
だからこそ、「戦争」について知ったり、「平和」ってなんだろう。「命」ってなんだろう。と考える機会を大切にできたらと思うのですが、子どもたちにどんな風に伝わり、どう感じるかを考えると、色々と悩ましいことも。
そこで、戦争について子どもと一緒に知り、考えていくための手がかりになりそうな情報をご紹介します。
専門家がすすめる、子どもと戦争について話すときの5つのポイント(セーブ・ザ・チルドレン)
戦争に対して不安や恐怖の感情を抱いている子どもたちもいるかもしれないときの、子どもとのコミュニケーションのポイントについて書かれている、セーブ・ザ・チルドレンさんの記事です。
▶専門家がすすめる、子どもと戦争について話すときの5つのポイント
絵本で伝えよう。「戦争」と「平和」〜幼児に読みたい8冊〜
戦争、そして平和って、なんだろう。
目を向け、心を寄せてみる。
子どもたちにとって、そんなきっかけとなるような絵本をご紹介します。
お祈りをしよう
戦争で亡くなった方たちがゆっくり眠れるように「もう戦争はしません」という思いを込めてお祈りをしましょう。
1963年からは毎年、みんなで黙祷というお祈りをする式が開かれています。
黙祷(もくとう)…声を立てずに、目をつぶったり手を合わせて軽く頭を下げたりして、お祈りをささげることを黙祷といいます。