3月の指導計画(月案)<2歳児・保育園>
保育園の3月の月案指導計画(月案)、2歳児編。
予想される子どもたちの姿から、ねらい、学級(クラス)づくりのポイント、家庭や地域との連携など…
子どもたちの姿に合わせながら作る、月案の参考資料に。
毎月さまざまな園の指導計画をご紹介している、保育の専門誌、『新 幼児と保育』2022年2/3月号ふろく「2021年度版指導計画」よりお届けします。
前月末の子どもの姿
・排泄の感覚をつかみ、自分でトイレへ向かう。
・3、4、5歳児のあとを追いかけたり、生活や遊びの様子をまねしてみようとする姿がある。
・軒下のツララを見つけて「ダイコンみたいなツララができてるよ」などと、驚きや発見を言葉で伝えている。
・帽子をかぶって消防士になりきって、牛乳パックで作った手作りの消防車に乗ったり、放水をしたりして、イメージを共有し楽しんでいる。
・絵本の気に入った場面をまねたり、リズミカルな言葉をくり返したりして、保育者や友達と遊んでいる。
今月のねらい
養護
・靴の着脱や排泄など、ひとりでできることが増えた喜びや自信を感じ、進級に向けての期待感を高める。
教育
・戸外遊びを楽しみながら、身近な自然の変化に気づいたり、発見したことを友達や保育者に伝えて、春の訪れを感じる。
子育て支援
・自分でやってみようとする意欲的な姿や、友達とのかかわりの中で見られる成長の姿などを保護者に伝えていく。その喜びをわかち合う中で、保護者も安心感と期待を持って進級を迎えられるようにしていく。
環境構成
・年上の子と同じ遊びを楽しんだり、踊りやふれあい遊びでかかわりが持てるように保育者間で連携し、来年度への期待を持てるようにする。
・春の草花や季節感のある絵本や図鑑を用意する。
保健衛生
・寒暖差が激しい季節なので、気温の変化に合わせて衣服の調節を行い、体温調節ができるようにする。
・感染症の予防のため、室内のこまめな換気や消毒をする。