保育と遊びのプラットフォーム[ほいくる]

【あそびの庭】講座10 絵本が生み出されるまで

掲載日:2024/04/04
配信期間
2024年4月1日(月)00:00 ~ 2025年3月31日(月)24:00
場所
オンデマンド
参加費
個人 ¥8,000/全6回、園 ¥30,000/全6回

内容

子育てに絵本は欠かすことのできない存在です。絵本は保育現場において、こどもたちの生活を下支えし、想像力に活力を与え、こどもや保育者、植物や生き物を結び合わせてくれます。

本講座では、そんな絵本のつくり手たちを訪ねます。つくり手がいなければ、絵本は生まれてきません。そして、絵本を読み継ぐこどもたちがいなければ、絵本は残りません。こどもの生活や遊びを軸にする保育現場にとって、絵本は必要な環境です。そして、その絵本は、こどものために物語をつくる大人と、こどもが生きる日常の物語が重なり合った時に、こどもたちの生活の中で豊かな体験として、心に残るように思います。

そんな、こどもの心と魂に触れる絵本のつくり手を訪ねて、絵本が生み出されるまでを伺います。


各回の内容

・第1回 美流渡にあるアトリエを訪ねて 
<講師:MAYA MAXX>

・第2回 『さんぽにいったバナナ』ができるまで 
<講師:鈴木健司>

・第3回 絵本が生み出されるフィールドを訪ねて 
<講師:あかしのぶこ>

・第4回 自然を描く、季節を描く 
<講師:東郷なりさ>

・第5回 言葉を探す仕事〜翻訳と創作を巡って〜 
<講師:野坂悦子>

・第6回 奇妙で魅せられる物語たち 
<講師:尾崎玄一郎・尾崎由紀奈>


講師プロフィール

MAYA MAXX(まやまっくす)

画家であり、数々の絵本も描いてきたMAYA MAXX。1993年にMAYA MAXX名義で制作を開始してから、さまざまな地域で展覧会を開催。2008年から約10年、何必館・京都現代美術館で作品を発表。2020年、岩見沢市の美流渡地区にアトリエを開設し、北海道を拠点に活動を始める。町中に絵を描く取り組みを続けている。

鈴木健司(すずきけんじ)

関西こどものとも社勤務。よみきかせボランティアサークル三丁目の鷹主宰。兵庫県伊丹市立図書館でよみきかせを学び、以来さまざまな現場で絵本のよみきかせを行う。
2022年1月号こどものとも年少版『さんぽにいったバナナ』を福音館書店より出版。

あかしのぶこ

京都生まれ1990年半ばから知床にボランティアレンジャーとして通い始め、縁あって移住。以来、そこで出会った動物や体験を基に絵本をつくる。2004年、ちいさなかがくのとも『ねむたい ねむたい ももんがたち』でデビュー。ほかに、『ふぶきが やんだら』、『もりのブランコ』などがある。最新作は『あなほり くまさん』(すべて福音館書店)。

東郷なりさ(とうごうなりさ)

1987年生まれ。東京農工大学地域生態システム学科を卒業後、イギリスのケンブリッジ・スクール・オブ・アートで絵本や児童書の挿絵を学ぶ。
絵本に『じょやのかね』『さくらがさくと』(福音館書店)、『はばたけ! バンのおにいちゃん』(出版ワークス)。2019年ボローニャ国際絵本原画展入選。

野坂悦子(のざかえつこ)

オランダ語・英語・フランス語の翻訳家、作家。1989年、『レナレナ』(朔北社により復刊)の翻訳でデビュー。2022年に『どんぐり喰い』(福音館書店)で日本翻訳家協会・翻訳特別賞を受賞。
訳書に『ねえさんの青いヒジャブ』(BL出版)、『ぼくといっしょに』(ブロンズ新社)、『おおきいかさ』(化学同人)、創作絵本に『ようこそロイドホテルヘ』『あしたの動物園 ―熊本市動植物園のおはなしー』(玉川大学出版部)などがある。
紙芝居文化の会海外統括委員も務める。

尾崎玄一郎(おざきげんいちろう)

東京都生まれ。東京芸術大学美術研究科修士課程油絵修了。作品は現代日本美術展入選、JACA展特別賞受賞など高い評価を受けている。絵本に『ちかてつてっちゃん』(井上よう子 文 / 岩崎書店)など。絵画教室OZ代表。
共著の絵本に『おしいれじいさん』『たこぼうのツーリング』『きっさ すなどーひー』『ぞろ ぞろぞろ』(すべて福音館書店)『おなおしやのミケばあちゃん』『おにろうのおつかい』(偕成社)など多数。

尾崎由紀奈(おざきゆきな)

神奈川県生まれ。東京芸術大学美術研究科修士課程日本画修了。2005年より尾崎玄一郎と絵本制作を始める。
共著の絵本に『おしいれじいさん』『たこぼうのツーリング』『きっさ すなどーひー』『ぞろ ぞろぞろ』(すべて福音館書店)『おなおしやのミケばあちゃん』『おにろうのおつかい』(偕成社)など多数。


あそびの庭保育研修について

あそびの庭は、保育者のためのオンライン研修。いつでも、どこでも、何度でも視聴可能です。保育の専門性を楽しく学び、身につけていくための学びの場です。
2024年度は全12講座配信予定。
主体性や安心、自由などの保育の基盤部分を、具体的な実践と結びつけて深く学ぶことができる内容となっています。急速な人口減少、不適切保育等のメディアや保護者からの要請で、保育内容の丁寧な説明が求められる場面が増えてきている今、改めて保育の基盤になる部分を学び、語り合うための言葉を見つけ、共通の基盤で学び合いましょう。

​「あそびの庭 オンライン保育研修」詳細はこちら


概要

配信方法:オンデマンド配信 全6回(1回40分)
配信期間:2024年4月〜2025年3月末 
受講方法:申し込み完了後、何度でも視聴可能
参加費:個人 ¥8,000、園 ¥30,000
※本講座のみ各回ごとのお申し込みが可能です。各回¥1,500(個人申し込みに限ります)


全視聴プランについて

あそびの庭で配信している全12講座が受講できるリーズナブルな「全視聴プラン」。どの講座も2025年3月末まで繰り返し視聴できるので、気になることや身につけたいことを、じっくり理解し実践することができます。園内研修や新人研修、園の共通の学びの土台にご活用ください。


申込締切

視聴期間内(2025年3月末まで)であれば、お申し込み可能。



主催者

庭株式会社
私たちは、札幌にある庭ビルを拠点に編集や出版をはじめ、乳幼児教育に携わる方々への研修事業をしています。屋号の「庭」は、人間にとっての暮らしの拠点。人と動植物の環を結び、命を支える空間。野生と戯れ遊ぶ中で立ち現れてくる人間の営みであり、こどもたちにとっての豊かな学びと遊びの場でもありましょう。私たちは、自ら考え、手を動かし、つくり育ててみる。そんな営みが好きなのです。土に触れるように、言葉に触れる。土を耕すように、言葉を耕す。種を播くように、言葉の種を播く。そんなことを、乳幼児教育に携わる方々とともにできたらいいなぁと考えています。

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