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社会で子どもを育てよう!「保育マーク」を知っていますか?

ほいくる編集部
掲載日:2015/03/01

そもそも保育士マークって?


“電車で泣いている子どもがいて、お母さんがとても困っていたのに、「保育士です」って声をかけられなかった…”

保育士マークは、ある保育士のこんな一言がきっかけで生まれました。

「ちょっと手伝ってほしい」というお母さん(お父さん)の想いと、「何かできるかもしれない」という保育士の想いをつなぐ何かがあれば…
妊婦さんのマークみたいに、保育士さんがわかるマークを作ったらいいかもしれない!

そんなアイデアからスタートし、クラウドファンディングを通して資金を集め、保育士マーク(ステッカーやキーホルダー)を作り、ツアーを決行!

今、どんどんとカタチになっています。


保育士マークの背景にある、子育て環境や保育士が抱える課題


「孤育て」が課題視点され、出産や子育てがしづらい環境が増えている今。
社会の中で出産や子育てを受け入れられていないと感じる部分は多く、子育ての問題はどんどん表面化されています。

一方で保育士は、「低賃金・重労働」というイメージが強く、社会的地位は低く見られがちな状態に。
保育施設以外での活躍の場がなかったり、専門性が軽視されている状況下にいます。

保育士マークは、そんな双方が抱える課題にも大きく繋がっていきます。

“子育て中のお父さんやお母さんが困った時に、身近に助けてくれる人がいる。”
“子育てに困っている人に出会った保育士さんが、自分の知識や経験を気軽に活かすことができる。”

それは、お父さんやお母さんの不安や焦りを安心に変え、保育士の自信を引き出し、そうして、本来あるべき子育ての社会や環境に繋がる大きな一歩になっていく可能性を秘めています。


保育士マークを広げようツアー壮行会のようす