JIREA・CEDEP共催シンポジウム レッジョ・エミリア・アプローチの視点より:「参加」の考え方〜家族やコミュニティの参加をどのようにデザインするか〜
- 開催日
- 2023年5月25日(木)
- 時間
- 18:30~20:30
- 場所
-
東京大学大学院 情報学環・福武ホール
東京都文京区本郷7丁目3 情報学環・福武ホール
- アクセス
- 都営大江戸線 本郷三丁目駅 / 東京メトロ丸ノ内線 本郷三丁目駅 / 東京メトロ千代田線 湯島駅 / 東京メトロ南北線 東大前駅
- 参加費など
- 無料
内容
子どもたちの創造性を引き出すアプローチと、常にコミュニティの参加から教育がアップデートされていく点に大きな特徴をもち、近年さらに注目をあつめている北イタリア発祥のレッジョ・エミリア・アプローチ。
このシンポジウムでは、レッジョ・チルドレンのマリーナ・カスタネッティ氏をお招きし、同アプローチの根幹をなす「参加」の概念について、レッジョ・エミリアの幼児学校・乳児保育所の保育現場での具体的事例を交えながらお話いただきます。
また、コロナの概念を経た今、日本の保育現場でどのように家族やコミュニティの参加をデザインしてくのか、参加者のみなさんと考えていきます。
概要
開会挨拶:松本 理寿輝(JIREA代表)
講演:マリーナ・カスタネッティ
(レッジョ・エミリア市幼児学校・乳児保育所施設ペダゴジスタ、レッジョ・エミリア・コラボレーター(レッジョ・チルドレン)
[逐次通訳(伊-日):清水 朋子])
対談:マリーナ・カスタネッティ / 秋田 喜代美(学習院大学教授・東京大学名誉教授) / 浅井 幸子(東京大学 教授 / CEDEP 副センター長) / 野澤 祥子 (東京大学 CEDEP 准教授):コーディネーター
開場:18:00 / 逐次通訳あり / 事前申込制(先着150名)
【展覧会「もざいくー描くこと、言葉、素材が紡ぐ物語り」とは?】
MOSAIC OF MARKS WORDS MATERIAL
(日本における展覧会名「もざいく-描くこと、言葉、素材が紡ぐ物語り-」)は、子どもたちの作品と、その作品が生み出されるまでのドローイングプロセスを集めた展覧会です。 子どものドローイングと語りが織り成す詩的な表出物(子どもたちの100の言葉)をよりよく理解し、子どもたちが生み出す認知と表現の豊かさを届けることを目的としています。
ドローイングと言葉(言語)はそれぞれ独立した表現でありながら、子どもたちにとっては常に隣り合わせに存在し、知的で、詩的なモザイクを織りなしている、という考え方から、「もざいく」というネーミングが生まれました。
2015年、レッジョ・エミリア市で初めて開催。その後、現在に至るまでに、同取り組みに賛同した世界6つの国(8つの都市)でそれぞれの解釈が加えられ、豊かに展開されてきています。
本展覧会は、レッジョ・チルドレンの様々な展示の中でも具体的な実践事例が豊富であること、また、ドローイングという0歳から参加できる原初的な表現がテーマであることから、わたしたちがレッジョ・エミリア・アプローチを理解し、紐解いていく手がかりとなる内容になっています。
※シンポジウム当日、シンポジウム会場にて、現在開催中のレッジョ・エミリアからの展覧会「もざいくー描くこと、言葉、素材が紡ぐ物語り」の翻訳図録
(2023年5月18日発売予定)の販売を予定しています。
この機会に、ぜひ多くの皆様にお手にとってみていただければと思います。
申込締切
2023/05/25/18:30締切
主催者
JIREA(Japan Institute for Reggio Emilia Alliance)
レッジョ・チルドレン国際ネットワークの日本窓口団体。レッジョ・エミリア・アプローチのための公的な性質をもつ機関として、日本国内での学び合いのコミュニティ構築や、レッジョ・チルドレンや国際ネットワークに参加している世界の国々との交流、展覧会やシンポジウムの企画開催、翻訳書籍の出版、現地研修プログラムの企画等を行っています。
2022年度、2023年度は、展覧会「もざいく−描くこと、言葉、素材が紡ぐ物語り−」を柱として活動を展開。「コミュニティを耕す」をキーワードに日本各地で巡回展を開催し、子どもたちの姿や表現、創造性を通した語り合いの場が日本国内に広がっていくことを目指しています。
https://jirea.jp/