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【小学館せんせいゼミナール】保育者のための『最新赤ちゃん学入門』(遠藤利彦先生)

掲載日:2024/09/09
開催終了
開催日
2024年10月7日(月)
時間
19:00~20:30
場所
オンライン
参加費など
【個人受講料】各回 2,500円(税込)/1名、全6回セット 13,200円(税込)/1名【団体受講料】各回 7,500円(税込)/1園、全6回セット 39,600円(税込)/1園

内容

赤ちゃんの心の発達について、あなたはどれだけ知っていますか?

近年の研究で、胎児期の経験が生涯の健康に影響を及ぼすことや、赤ちゃんが驚くほど有能で個性豊かな存在であることが明らかになってきました。

子育ては親だけの仕事ではありません。保育者や周囲の大人も協力し、赤ちゃんと、愛情たっぷりのやりとりを重ねることが何より大切です。

本講座では、赤ちゃん研究の第一人者である遠藤利彦先生が、最新の発達心理学の知見をもとに、赤ちゃんの「こころ」の神秘に迫ります。

赤ちゃんの視点から子育てを捉え直し、保育者に求められる役割を考えるヒントが満載の6回シリーズです。胎児期からはじまる人生の始まりを理解し、子どもの健やかな育ちを支える力を身につけましょう。

充実した育児と保育の第一歩を、ぜひこの講座から!

各回の内容

<第1回>10月7日(月)
「人生の始まりは、胎児期から」

赤ちゃんの健やかな育ちは、母親の妊娠中の生活から始まります。
最新の研究で、母体の栄養状態やストレスなどが胎児に与える影響の大きさが明らかになってきました。生まれてからの心身の健康は、胎児期の過ごし方と深く関わっているのです。赤ちゃんを迎える準備は、母親の心と体を整えることから。胎児期からの虐待予防など、胎児期の重要性について学び、妊娠中からできるサポートを考えましょう。

<第2回>10月28日(月)
「集団共同型育児のすすめ」

赤ちゃんは本来、親だけでなくさまざまな人に囲まれて育つものでした。情報化と核家族化が進む現代、子育ての孤立化が問題となっています。子育ては決してひとりの仕事ではありません。父親の役割を改めて見直すと同時に、保育者をはじめさまざまな大人が協力して子どもを見守ることの意義を確認します。
母親だけの育児から現代の事情に適った「集団共同型育児」の新しい形をとらえ直してみませんか。

<第3回>11月18日(月) 
「有能で個性豊かな赤ちゃん」

赤ちゃんは受け身の存在だと思っていませんか?
最新の研究により、赤ちゃんは生まれながらに有能で能動的な存在だということが分かってきました。赤ちゃんは生まれたその瞬間から、周囲の世界に対して旺盛な好奇心を持ち、自ら学ぼうとしているのです。一人ひとりの個性もすでに芽生えています。
赤ちゃんの驚くべき能力と可能性について知ることで、保育者の視点も変わるはず。赤ちゃんの持つ力を信じて寄り添うことの大切さを学びましょう。

<第4回>12月16日(月) 
「赤ちゃんは『モノの世界』をどう理解する?」

「赤ちゃんは『モノの世界』をどう理解する?」
赤ちゃんは、生まれた時から自分を取り巻く世界を一生懸命理解しようとしています。たとえば赤ちゃんは1+=2あるいは2-1=1くらいの簡単な数の計算ならできるようです。また私たち日本人が苦手とする「la」と「ra」の音の聞き分けも早い段階では可能とされています。遠藤先生が、実験を交えながら赤ちゃんなりの「モノの世界」の捉え方や、その発達過程をひもときます。

<第5回>2025年1月20日(月) 
「赤ちゃんは『ヒトの世界』をどう理解する?」

赤ちゃんは人が大好き。周りの人の動きに強い興味を示します。赤ちゃんは生まれながらにして社会的な存在なのです。そんな赤ちゃんはどれだけ「ヒトの世界」を知っているのでしょうか。実験で明らかになっている「赤ちゃんの心の性質」や、「他者の心についての理解能力」についてご紹介します。そして道徳性の芽生えと発達について、保育に役立つ視点をお伝えします。

<第6回>2025年2月17日(月)
「心を育む相互作用の重要性」

赤ちゃんの健やかな成長には、周囲の人との豊かなやりとりが不可欠です。愛情や信頼で結ばれた、濃密なコミュニケーションこそが、赤ちゃんの心の発達を支える土台となります。「ただ一緒にいる」だけでは足りません。心と心が通い合う温かなふれあいを通して、赤ちゃんは人との関わりを学び、自己肯定感や自己制御力などを身につけていくのです。
本講座の最終回として、保育者にとって、赤ちゃんとどれだけ濃密かつ自然な時間を「楽しめる」ことが重要であることを確認します。

講師プロフィール

遠藤利彦(えんどう・としひこ)

東京大学大学院教育学研究科教授。
東京大学大学院教育学研究科附属発達保育実践政策学センター(Cedep)センター長を兼務。専門は発達心理学、感情心理学。

おもな著書に『赤ちゃんの発達とアタッチメント』(ひとなる書房)、『「情の理」論』(東京大学出版会)、『入門アタッチメント理論』(編・日本評論社)などがある。

概要

保育者のための『最新赤ちゃん学入門』(遠藤利彦先生)

講師:遠藤利彦先生(東京大学大学院教授)
対象:保育士、幼稚園教諭、小学校教師、保護者のほか、子育てに関心のあるどなたでもご参加いただけます。
参加方法:オンライン

受講料

個人申込

    • 各回 2,500円(税込)/1名
    • 全6回セット 13,200円(税込)/1名

団体申込

    • 各回 7,500円(税込)/1園
    • 全6回セット 39,600円(税込)/1園

開催日時・テーマ

  • <第1回>10月7日(月)
    「人生の始まりは、胎児期から」
  • <第2回>10月28日(月)
    「集団共同型育児のすすめ」
  • <第3回>11月18日(月)
    「有能で個性豊かな赤ちゃん」
  • <第4回>12月16日(月)
    「赤ちゃんは『モノの世界』をどう理解する?」
  • <第5回>2025年1月20日(月)
    「赤ちゃんは『ヒトの世界』をどう理解する?」
  • <第6回>2025年2月17日(月)
    「心を育む相互作用の重要性」
  • 開催時間は各回19:00~20:30です。
  • 各回とも約2週間の見逃し配信付きです。
  • 全6回。続けての受講をおすすめします。

申込締切

2024年10月5日(土)18:00
  • 保育者のための『最新赤ちゃん学入門』(遠藤利彦先生)10/7
  • 保育者のための『最新赤ちゃん学入門』(遠藤利彦先生)①~⑥全6回セット

「せんせいゼミナール」とは…

「せんせいゼミナール」は『教育技術』および『新 幼児と保育』を刊行してきた小学館がプロデュースする、幼保・小の保育者と教師のための研修講座シリーズです。
信頼できる専門家や実践者を講師に迎え、先生方の悩みや学びたい気持ちに寄り添う講座をお届けしていきます。

https://kyoiku.sho.jp/senseiseminar/



主催者

小学館教育編集室
小学校教師向け『教育技術』、保育者向け『新幼児と保育』ほか、種々の教育書を発行。Webメディア「みんなの教育技術」「みんなの幼児と保育」も運営しています。これまで培ってきた知見とネットワークを活かして、信頼ある専門家や実践者による講座を展開していきます。

https://kyoiku.sho.jp/

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