【せんせいゼミナール】現場の子ども学~保育に効くビタミン剤~<第7・8・9回>
- 開催日
- 2023年10月24日(火)
- 時間
- 19:00~20:30
- 場所
- オンライン配信
- 参加費など
- 【個人申込】各回2,200円(税込)/1名、第7・8・9回セット5,500円(税込)/1名、【団体申込】各回5,500円(税込)/1園、第7・8・9回セット14,300円(税込)/1園
内容
「りんごの木子どもクラブ」代表の柴田愛子先生による連続オンライン講座です。
愛子先生が仲間と手探りで始めた「りんごの木子どもクラブ」では、「子どもはどう育とうとしているのか」を知ることを大切に、子どもの視点に立って子どもの気持ちに共感し、子どもと一緒に遊んで仲間になろうとします。そんな保育の姿勢が共感を生み、多くの保育者・保護者から支持されています。
しかしそんな愛子先生も、過去にはさまざまな保育観に翻弄されたことがあったとのこと。本セミナーでは、愛子先生が一つひとつ考え、実践を積み重ね、現在の姿勢に至るまでのエピソードを、たくさんご紹介いただきます。
「これが唯一の正しい考えというわけではありません。たくさん悩んできたひとりの保育者の保育観を、参加者のみなさんと共有し、考えるきっかけになるといいと思っています。」
(柴田愛子先生)
愛子先生のお話を聞いているだけで、自然と元気が湧いてきます。子どもを保育をもっと楽しむための月1回のビタミン剤「愛子教室」。
聞き手役は、Webメディア「HoiClue」編集長の雨宮みなみさん。
どうぞお楽しみに!
【りんごの木子どもクラブ】
1982年創立の「子どもの心に寄り添う保育」をモットーにした「小さな幼稚園」。
1歳児は親子で、2歳から就学前までの子ども、さらに小学生も通っている。
現在3か所の教室で、それぞれ得意分野をもつ保育者たちが、夢をもって子どもとともに活動している。
プログラム
第7回 2023年10月24日(火)
【テーマ】ちょっと困った子・気になる子をどうしましょう?
みんなと一緒に行動ができない子、指示が通じない子がいて保育がしづらいという話をよく聞きます。同時にその子のためには、どうしてあげるのがいいのかと悩みます。
昔、ある子が「朝起きたら歯を磨く」事が好きになりました。川遊びのキャンプに来たのに、ひらすら歯を磨いていました。大人になった彼女は「あのとき、りんごの木の大人は決して歯磨きをやめさせなかった。それがうれしかった」といいました。遠足や行事の思い出は忘れても、自分を肯定されたという経験は忘れないものです。
発達障害のあるなしに関わらず、心に留めておきたいたったひとつのこと。それをお話ししたいと思います。
第8回 2023年11月28日(火)
【テーマ】好きなことをとことんやり続けてみませんか?
秋も深まり運動会も終えたころ、「りんごの木」では「とことん週間」を迎えます。「とことん週間」とは、自分で決めた好きなことをとことんやり続ける一週間です。 穴掘り、探検、崖登り(子どもは町のどこに難易度いくつの崖があるか知っている!)、縫いもの、ラーメン屋さん、マラソンなどなど、その年度によっていろいろです。
好きなことをやり抜くには当然ながら、さまざまな困難が立ち現れます。それを乗り越えていくときチームの関係性が変わってきます。仲間意識が高まっていくのです。
自らの「やりたい」を実現したときの満足感と達成感は自信に繋がります。
第9回 2024年1月23日(火)
【テーマ】保護者との関係はうまくいっていますか?
いろいろな要求を押し付けてきたり、子ども同士の関係まで口を出したり、保護者って苦手だなあ、と思っていませんか。最近では「不適切保育」が話題になってさらに親の目が気になってしまうという人もいるかもしれません。
一方、保育者の側もつい専門職の立場を意識しすぎて、ぎくしゃくした関係がさらにこじれてしまうことも。
「親は敵ではありません」、当たり前ですが、これが大前提です。 子どもが一人ひとり違うように、親も一人ひとり違います。ドキュメンテーションの取り組みもそうでしょうが、子どものいい話を共有し、相棒としての意識が築けたらと思います。
保護者といい関係になるための具体的な提案を語ります。
講師プロフィール
柴田 愛子(しばた あいこ)
1982年、「子どもの心に添う」を基本姿勢 とした「りんごの木」を発足。子どものドラマを描いた絵本『けんかのきもち』(伊藤秀男/絵)が、2001年日本絵本大賞を受賞。保育のかたわら、講演・執筆・絵本作りと 様々な子どもの分野で活動中。テレビ・ラジオなどのメディアにも出演。子どもたちが 生み出すさまざまなドラマをおとなに伝えながら、子どもとおとなの気持ちのいい関係づくりをめざしている。
聞き手
雨宮みなみ(あめみや みなみ)
複数の保育園で保育士として子どもに携わった後、2010年に保育と遊びのプラットフォームHoiClue[ほいくる]を立ち上げ、現在編集長を務める。同年立ち上げたKids Color Inc.を通して、「こどもの“やってみたい”を共に楽しめる社会」に向け活動中。
概要
【せんせいゼミナール】現場の子ども学~保育に効くビタミン剤~<第7•8•9回>
日時:
・第7回 2023年10月24日(火)
・第8回 2023年11月28日(火)
・第9回 2024年1月23日(火)
時間:19:00〜20:30
場所:オンライン
講師:柴田愛子先生(りんごの木代表)
聞き手:雨宮みなみさん(Webメディア「HoiClue」編集長)
参加費:
【個人申込】 各回2,200円(税込)/1名 第7•8•9回セット 5,500円(税込)/1名
【団体申込】 各回5,500円(税込)/1園 第7•8•9回セット 14,300円(税込)/1園
対象:全国の保育士、幼稚園教諭、保護者の方々ほか、どなたでもご参加いただけます。
※各回ともライブ配信日から2週間の見逃し配信付き。
※全9回予定。各回ごとに独立したテーマとなりますが、続けての受講をおすすめします。
※3回セットの申込締切は、10月22日(日)18:00までとなります。
申込締切
2023/10/22(日) 18:00
「せんせいゼミナール」とは…
「せんせいゼミナール」は『教育技術』および『新 幼児と保育』を刊行してきた小学館がプロデュースする、幼保・小の保育者と教師のための研修講座シリーズです。
信頼できる専門家や実践者を講師に迎え、先生方の悩みや学びたい気持ちに寄り添う講座をお届けしていきます。
https://kyoiku.sho.jp/senseiseminar/
主催者
小学館教育編集室
小学校教師向け『教育技術』、保育者向け『新幼児と保育』ほか、種々の教育書を発行。Webメディア「みんなの教育技術」「みんなの幼児と保育」も運営しています。これまで培ってきた知見とネットワークを活かして、信頼ある専門家や実践者による講座を展開していきます。