保育と遊びのプラットフォーム[ほいくる]

【あそびの庭】講座7 乳児の身体・眼・手の運動発達から考える保育の手立て

掲載日:2024/04/04
配信期間
2024年4月1日(月)00:00 ~ 2025年3月31日(月)24:00
場所
オンデマンド
参加費など
個人 ¥8,000/全6回、園 ¥30,000/全6回

内容

ひとが生まれ、そこから言葉を発することへと至る発達は、自分の身近にいるひと、周りにある物事に対して、「何だろう」と関心を持ち、「見たい」とまなざしを向け、より「近づきたい」と身体を動かし、「手にしたい」と手を伸ばし、把握し、指で扱い、そしてもうこれ以上「手が届かない、でも何だろう、知りたい」と感じた思いを「伝えたい」、そこで指さし、得た経験を「言葉」として「語る」という過程です。
これは、「何だろう(知的好奇心)」「見たい(眼球運動)」「近づきたい(身体運動)」「手にしたい(手指機能)」「伝えたい(社会性)」「語る(言葉)」、これらの発達が結びつくことを意味します。

本講座では、身体・眼・手の運動発達を、保育で必要な範囲で簡潔にお話しし、遊びや食事への具体的な手立て、さらには発達障害のこどもで見られる運動や手の機能の問題と対応についてもお伝えします。


各回の内容

・第1回 身体の運動発達① 新生児から寝返り
・第2回 身体の運動発達② 這うから歩行
・第3回 手の運動発達① 新生児から手つかみ
・第4回 手の運動発達② ペン、カトラリーなどの道具の使用
・第5回 眼の運動発達
・第6回 利き手の意味、保育で見られる運動の問題と支援


講師プロフィール

野藤弘幸(のとうひろゆき)

作業療法士。発達障害、高齢期障害、在宅緩和医療の各領域の作業療法の臨床、常葉大学保健医療学部教授を経て、現在はおとなが育てにくいと思うこどもたち、その保護者の相談と、そこに関わる保育者への研修を行う。
著書に『発達障害のこどもを行き詰まらせない保育実践 ーすべてのこどもに通じる理解と対応ー』(郁洋舎)。


あそびの庭保育研修について

あそびの庭は、保育者のためのオンライン研修。いつでも、どこでも、何度でも視聴可能です。保育の専門性を楽しく学び、身につけていくための学びの場です。
2024年度は全12講座配信予定。
主体性や安心、自由などの保育の基盤部分を、具体的な実践と結びつけて深く学ぶことができる内容となっています。急速な人口減少、不適切保育等のメディアや保護者からの要請で、保育内容の丁寧な説明が求められる場面が増えてきている今、改めて保育の基盤になる部分を学び、語り合うための言葉を見つけ、共通の基盤で学び合いましょう。

​「あそびの庭 オンライン保育研修」詳細はこちら

 概要

配信方法:オンデマンド配信 全6回(1回40分)
配信期間:2024年4月〜2025年3月末 
受講方法:申し込み完了後、何度でも視聴可能
参加費:個人 ¥8,000、園 ¥30,000


全視聴プランについて

あそびの庭で配信している全12講座が受講できるリーズナブルな「全視聴プラン」。どの講座も2025年3月末まで繰り返し視聴できるので、気になることや身につけたいことを、じっくり理解し実践することができます。園内研修や新人研修、園の共通の学びの土台にご活用ください。


申込締切

視聴期間内(2025年3月末まで)であれば、お申し込み可能。



主催者

庭株式会社
私たちは、札幌にある庭ビルを拠点に編集や出版をはじめ、乳幼児教育に携わる方々への研修事業をしています。屋号の「庭」は、人間にとっての暮らしの拠点。人と動植物の環を結び、命を支える空間。野生と戯れ遊ぶ中で立ち現れてくる人間の営みであり、こどもたちにとっての豊かな学びと遊びの場でもありましょう。私たちは、自ら考え、手を動かし、つくり育ててみる。そんな営みが好きなのです。土に触れるように、言葉に触れる。土を耕すように、言葉を耕す。種を播くように、言葉の種を播く。そんなことを、乳幼児教育に携わる方々とともにできたらいいなぁと考えています。

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