日本中の子どもたちを笑顔にした絵本作家 かがくいひろしの世界展
- 開催日
- 2023年6月15日(木) ~ 2023年9月16日(土)
- 時間
- 09:00~18:00
- 場所
-
イルフ童画館
長野県岡谷市中央町2-2-1
- アクセス
- 中央本線 岡谷駅
- 参加費など
- 一般510円/中高生310円/小学生160円 未就学児無料
内容
累計発行部数900万部を越え、子ども達に広く愛される絵本「だるまさん」シリーズ。作者のかがくいひろし(1955年-2009年)は50歳で作家デビューし、病で急逝するまでのわずか4年間の活動のなかで、珠玉の絵本を何冊も生み出しました。それは今この瞬間も、日本中のどこかで子どもを喜ばせ続けています。
かがくいは特別支援学校のベテラン教員でした。言葉をもたない子どもでも、読み聞かされると不思議に身体が動き出し、大きな笑いを呼び起こす彼の絵本は、障がい児教育の現場で培われた知見や実感から生まれたものです。 子どもの感性を尊び、子どもと創造の世界で遊ぶような彼の創作スタイルは、武井武雄にも深く通じるものがあります。遺されたノートには当館で開催している「日本童画大賞」のメモ書きがありました。
本展は、かがくい没後初の大回顧展となります。絵本原画や制作資料とともに、教員時代の貴重な映像記録や教材、人柄が偲ばれる資料を展覧し、かがくいひろしという一人の人間の魅力に迫ります。 その絵本の魅力を余すことなくご覧いただくために、前期後期で作品を入れ替えます。
どうぞお楽しみください。
概要
展示内容
●3階 武井武雄展示室
「大澤コレクション展」
<主な展示品>
タブロー画11点、他原画(診察券など)7点、絵本原画2点、版画12点、郷土玩具等、書籍資料
●2階 第一・第二企画展示室
「日本中の子どもたちを笑顔にした絵本作家 かがくいひろしの世界展」
<主な展示品>
絵本原画215点(前期117後期98)、未完絵本原画 約90点、デッサン、自画像など14点、スケッチブック、アイデアノートなど、人形劇1個、アニメーション2点、他映像1点
※前期と後期で展示する絵本作品が入れ変わります。「だるまさん」シリーズは会期中ずっとご覧いただけます。
【前期】〜7/31
- おもちのきもち
- なつのおとずれ
- もくもくやかん
- おむすびさんちのたうえのひ
- おふとん かけたら
- まくらのせんにん さんぽみちの巻
- うめじいのたんじょうび
【後期】8/5〜9/16
- みみかきめいじん
- がまんのケーキ
- おしくら・まんじゅう
- ふしぎなでまえ
- はっきよい畑場所
- まくらのせんにん そこのあなたの巻
申込締切
なし
※特記事項
会期中、展示替えを行います。
前期:6月15日(木)~7月31日(月)
後期:8月5日(土)~9月16日(土)
※8月1日(火)~8月4日(金)は臨時休館
主催者
イルフ童画館
“子どもの心に触れる絵”に「童画」と命名し絵本の挿絵を芸術の域まで高め、その独特の画風で童画界をリードした芸術家 武井武雄の功績を称え1998年、郷土である岡谷市に開館。童画だけでなく、それ自体がひとつの芸術作品である刊本作品や、版画、玩具やトランプなど武井芸術の全てを楽しめる唯一の美術館。企画展や国内外の絵本作品も展示し、童画ファンが全国から訪れる。