保育と遊びのプラットフォーム[ほいくる]

チョキチョキひこうき〜“切る”を楽しむあそび〜

矢生秀仁
掲載日:2023/05/02
チョキチョキひこうき〜“切る”を楽しむあそび〜
色画用紙を折って、切って、貼るだけで、なんともカンタンな紙ひこうきが作れます。
ぜひ遊んでみてください♪

はさみの楽しみ方にまつわるポイントと合わせてご紹介します。

材料

・画用紙
・ひも

使うもの

・はさみ
・テープ

作り方

ひこうきのベースを作る

1、画用紙を半分に折る。さらに半分に折り、2回目に折った部分を開く。

2、反対側も、同じように折る。

3、開く部分をテープでとめる。


つばさを作る

4、画用紙を好きな形に切って、つばさを作る。

ひこうきにつばさをつける

5、3で作ったひこうきのベースに、4で作ったつばさを貼り合わせる。
垂直尾翼は、はさみこんでテープでとめる。


仕上げ

6、画用紙を切り貼りして窓など細かい部分を作り、ひこうきの先端にテープでひもをつけたら完成!



アレンジ例

おまけ

・適当に切った形を、色々とつなげても面白い!

・運転手やお客さんを描いてのせるのも楽しい!


ひでちゃんの工作ポイント!

こどもと道具…“切る”ってたのしい。

こどもたちの道具の使い方には主に二つの段階があると思います。
まずは、その道具に出会い、使う事そのものが楽しい段階。 その次が、道具を理解し目的のために使う段階です。

そんな視点で「はさみ」を捉えてみると…
「はさみを使うこと自体が楽しいから切る」段階と「〇〇を作るために切る」という段階ということですね。
こどものはさみの使い方を後者の視点だけで考えると、道具として使えるようになるために、「まっすぐ切って」とか「 丸く切れるように練習をして…」なんて使い方を練習していかなきゃと思うかもしれませんが、 心配いりません。
「切るって楽しい」そんな経験をつみかさねていくうちに、自然とはさみの使い方は変わっていきます。

今回の遊びも、ちょきちょき切って、偶然できた形を貼っていけば、結果的にはひこうきが完成しちゃいます。「正しく使おう・ 教えよう」と肩肘張らずに、はさみで「切る」 ことそのものを楽しんでみてくださいね。