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10月の指導計画(月案)<4歳児・幼稚園>

新 幼児と保育
掲載日:2022/09/30
10月の指導計画(月案)<4歳児・幼稚園>

幼稚園の10月の月案指導計画(月案)、4歳児編。

予想される子どもたちの姿から、ねらい、学級(クラス)づくりのポイント、家庭や地域との連携など…
子どもたちの姿に合わせながら作る、月案の参考資料に。

毎月さまざまな園の指導計画をご紹介している、保育の専門誌、『新 幼児と保育』2022年秋号ふろく「2022年度版指導計画」よりお届けします。

前月末の子どもの姿

・同じ目標(運動会)に向かって、みんなで力を合わせて練習や準備に参加する楽しさを感じていた。 

・かけっこや大玉送りなどを通して体を動かす楽しさを感じていた。遊びの中で友達と誘い合い、自分たちで「ヨーイドン!」と声をかけ、走って楽しむ姿が見られた。

今月のねらい

・みんなで行う活動の意味がわかり、運動会を通して一緒に取り組む楽しさや充実感を味わう。 

・秋の自然の豊かさに触れ、実りの喜びや色合いの美しさを感じる(イモ掘り、コーナー遊び)。

・友達とのかかわりの中で、意見を出し合いながらやりたい遊びを進める楽しさを感じる。

クラス作りのポイント

・「運動会」を学年で一丸となってやり遂げ、達成したあとの遊びを大切にするとともに、生活の基礎基本を見直していく。 

・達成感を味わったあと、余韻を感じながら、体を動かす戸外でのゲーム遊びをくり返し楽しむ子どももいれば、燃えつき症候群のようにやりたいことが見つからず迷う子どももいる。やりたいことを見つける足がかりになるように、この時期の子どもの姿を記録に取ることを心がける。 

・9月から行っている「ワクワクコーナー」を充実させる。ワークショップ形式で、秋の素材を使ってゆっくりじっくり作ることを楽しみながら、子ども自身が次にやりたいことを見つけ出せる拠点となるようにする。また、ドングリゴマ作りなどを通して、普段かかわることのない子と交流を持てる「出会いの場」としていく。 

・2学期に入り、帰りの集まりの前に自分たちの保育室を小ボウキで掃いたり、雑巾がけをしたりすることで、きれいな環境で気持ちよく過ごす大切さや、楽しい雰囲気の中できれいになる喜びを知る。

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