3月の指導計画(月案)<1歳児・保育園>

保育園の3月の月案指導計画(月案)、1歳児編。
予想される子どもたちの姿から、ねらい、学級(クラス)づくりのポイント、家庭や地域との連携など…
子どもたちの姿に合わせながら作る、月案の参考資料に。
毎月さまざまな園の指導計画をご紹介している、保育の専門誌、『新 幼児と保育』2023年冬号ふろく「2022年度版 指導計画」よりお届けします。
前月末の子どもの姿
・寒い日が続いたが、園庭に出るとそれぞれ自分がやりたい遊びをじっくり楽しむ姿が見られた。泥団子を自分で作れるようになった子が増えた。雪が降った日に部屋に雪を持って来てさわってみた。「つめたいね」「たべていい?」などさまざまな反応が返ってきておもしろかった。
・身のまわりのことを、自らすすんでやろうとする姿が出てきて、誇らしげな表情が見られる。
・新しいパズルやはさみなど、手先を使って遊ぶことをくり返し楽しんでいる。
今月のねらい
養護
・子ども一人ひとりの気持ちに寄り添い、安心して進級できる生活を送れるようにする。
教育
・身のまわりのこと(食事、排泄、衣服の着脱など)を保育者に見守られながら、自分でできる喜びを味わう。
・戸外で春の訪れを感じながら遊ぶ。
子育て支援
・保護者懇談会(オンライン)を通して、1年間の子どもたちの成長を保護者と共有する。進級の流れを紙面や口頭で丁寧に伝え、心配なことや質問などはそのつど時間を作りながら話をし、安心して進級を迎えられるようにする。
環境構成
・少人数で2歳児クラスの部屋に遊びに行き、場所に慣れたり、少し難しい玩具で遊んだりする。
・自分でできることが増えてきているので、衣服や靴などのサイズの確認を保護者とともに進めながら、子どもが自分でやりやすい環境を整えていく。
保健衛生
・換気や遊具などの消毒を十分に行う。
・寒暖差に合わせて衣服の調節をする。
・新型コロナウイルス感染症以外の感染症にも留意し、登園時の健康観察、体調の変化などを保育者間や家庭と共有する。