10月の指導計画(月案)<1歳児・保育園>
保育園の10月の月案指導計画(月案)、1歳児編。
予想される子どもたちの姿から、ねらい、学級(クラス)づくりのポイント、家庭や地域との連携など…
子どもたちの姿に合わせながら作る、月案の参考資料に。
毎月さまざまな園の指導計画をご紹介している、保育の専門誌、『新 幼児と保育』2022年秋号ふろく「2022年度版 指導計画」よりお届けします。
前月末の子どもの姿
・雨が続き、室内で遊ぶことが多かった。粘土やパズルなどの手先を使った遊びや、木製ジャングルジムなど全身を使った遊びを楽しんだ。
・蛇口をひねって手を洗うことが上手になってきた。保育者が声をかけながらではあるが、自分で泡や水の量を微調整する姿が見られる。
・少人数での散歩に少しずつ出かけるようになった。保育者と手をつないで順番に歩いたり、散歩車に揺られて戸外の景色を楽しんだりするなど、気分が変わるよい機会となっている。
今月のねらい
養護
・朝夕の気温差に留意し、衣服の調整をするなど、健康に過ごせるようにする。
教育
・天気がよい日は園庭に出たり散歩に出かけたりするなど、秋の自然に触れたり保育者や友達と思いきり体を動かして遊んだりする。
子育て支援
・秋の全園行事「プレイデー(運動会)」が幼児のみの開催となるため、保護者に丁寧に説明する。また乳児の子どもたちにも、日常の保育の中でそれに代わる活動を用意して楽しんでもらうことを併せて伝える(後日、写真を掲載して様子を伝える)。
環境構成
・散歩先では、危ないものが落ちていないか事前に見回ってから遊び始める。
・散歩先での子どもの動きをよく見ながら、保育者間の声のかけ合いや園児の人数把握などをこまめに行う。
・園庭や散歩先で見つけて集めたものを入れる容器を用意し、楽しめるようにする。
保健衛生
・換気や、遊具などの消毒を十分に行う。
・朝夕の気温差により体調を崩すことが予想されるので、登園時の健康観察や保護者からの伝達などを保育者間で共有し、クラスでも体調の把握をこまめに行う。