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6月の指導計画(月案)<4歳児・幼稚園>

新 幼児と保育
掲載日:2022/06/01
6月の指導計画(月案)<4歳児・幼稚園>

幼稚園の6月の月案指導計画(月案)、4歳児編。

予想される子どもたちの姿から、ねらい、学級(クラス)づくりのポイント、家庭や地域との連携など…
子どもたちの姿に合わせながら作る、月案の参考資料に。

毎月さまざまな園の指導計画をご紹介している、保育の専門誌、『新 幼児と保育』2022年春号ふろく「2022年度版指導計画」よりお届けします。

前月末の子どもの姿

・新しい環境(保育者、友達、保育室など)での生活の仕方に慣れ、また、新しい友達との出会いの場面が多く見られる。

・遊びのさまざまな世界を通じ、自分なりのイメージを表現することを楽しむ姿が見られる。

・戸外、屋内ともに自分の好きな遊びを見つけ、継続して遊ぶ中で、内容を広げ深める姿がある。

今月のねらい

・新しい環境における生活の仕方を仲間とともに工夫しながら考える。

・自分の好きな遊びや新しい友達を見つけて親しみを持ち、一緒に取り組む喜びや楽しさを知りながらつながりを深める。

・保育者や友達に親しみを持ち、喜んで登園する。

・泥遊びや水遊びなどを通じ、体全体で遊びを楽しむ。

クラス作りのポイント

・4月から進級した子どもたち。6月の時期でも新しい環境にまだ不安を抱える子、好きな遊びが見つからない子、年少のころと異なる生活リズムに戸惑いを抱える子などの姿が見られる。新しい環境下(保育者、友達、保育室など)で子ども自身が自分の居場所を見つけるために、一人ひとりのペースを大切にしながら、より個々にあったタイミングでサポートすることを大切にする。

・子どもたちが集まる場所やすわり方(互いの顔が見えるように円になるサークル形態)にも工夫をする。常に顔を合わせ、円滑にコミュニケーションをはかることができるような環境を十分に意識する。

・自分の意見を発表し、人の話に耳を傾けるなどクラス全体で対話が生まれるような機会を重ね、まわりの友達の存在を自然と意識できるような配慮をする。

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