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5月の指導計画(月案)<4歳児・幼稚園>

新 幼児と保育
掲載日:2022/04/28
5月の指導計画(月案)<4歳児・幼稚園>

幼稚園の5月の月案指導計画(月案)、4歳児編。

予想される子どもたちの姿から、ねらい、学級(クラス)づくりのポイント、家庭や地域との連携など…
子どもたちの姿に合わせながら作る、月案の参考資料に。

毎月さまざまな園の指導計画をご紹介している、保育の専門誌、『新 幼児と保育』2022年春号ふろく「2022年度版指導計画」よりお届けします。

前月末の子どもの姿

・進級した喜びを感じ、自信を持って生活する姿が見られる。

・4歳児としての新しい生活の流れがわかって生活する子どもがいる一方で、未だ戸惑いや不安がある子どももいる。

・戸外でのびのびと体を動かして遊んだり、手先を使って集中して製作するなど、さまざまな遊びやコーナーがあることを知り、自分が興味あることについて見たり参加したり、個々にいろいろな姿がある。

今月のねらい

・新しい環境の中でさまざまな友達と出会い、一緒に遊ぶ楽しさを感じる。

・4歳児の生活の流れがわかり、身のまわりのことを自分で行う喜びや大切さを知る。

・身近な自然に興味を持ってかかわり、感じたり発見したりする。

クラス作りのポイント

・同じクラス内でも、まだあまりかかわったことのない友達がいる中で、保育者は「さまざまな友達と出会うきっかけ作り」を意識して過ごす(例:今月のうた「ともタッチ」の展開として◯人の友達とタッチしてから帰るなど、まわりのたくさんの友達に目を向け、楽しみながらクラスの友達と過ごす心地よさを実感できるよう工夫する)。

・4歳児の生活の流れがわかり、身のまわりのことを自分で行う意識が定着してきた中で、まだ身についていない子どもの姿がある。一斉活動の際や、グループの友達が待つような場面では、まずは保育者が積極的に応援したり、共感し、行動を促す中で「間にあった!」「できた!」を認め合えるクラスの雰囲気作りを大切にする。

・集まりのときには、保育者を中心とした対面式の環境に限らず、サークル式で全員が向かい合う環境も取り入れ、子ども同士が意識し合い、さまざまな発言や対話が生まれるようにする。



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