4月の指導計画(月案)<0歳児・保育園>
保育園の4月の月案指導計画(月案)、0歳児編。
予想される子どもたちの姿から、ねらい、学級(クラス)づくりのポイント、家庭や地域との連携など…
子どもたちの姿に合わせながら作る、月案の参考資料に。
毎月さまざまな園の指導計画をご紹介している、保育の専門誌、『新 幼児と保育』2022年春号ふろく「2022年度版 指導計画」よりお届けします。
4月当初の子どもの姿
・5月~8月生まれが1名ずつの計4名。
・保護者と離れる際に泣くが、泣きながらも担当の保育者の姿を気にして、まわりの様子をうかがう姿が見られる。一日ごとに泣く時間が減り、少しずつ自分で探索し、行動範囲を広げる。
・抱かれて眠りにつく子が多い。1時間半~2時間程度よく眠る。午前睡が必要な子もいる。
・2週目から給食がスタートし、意欲的に食べる子、不安から少量でやめてしまう子がいる。
・気になった玩具は手に取って舐めたり、振ったりしている。
今月のねらい
養護
・担当の保育者にかかわってもらうことで安心感を抱き、新しい環境に慣れる。
・一人ひとりの生活リズムに合わせて授乳や食事、睡眠を行い、心地よく過ごす。
・布おむつに慣れる。
教育
・わらべうたを楽しみ、人とふれあう心地よさを味わう。
子育て支援
・保護者の不安に寄り添いつつ話しやすい雰囲気を作り、安心して任せていただけるよう信頼を深めていく。
・慣れない環境から子どもが体調を崩しやすいため、園と家庭での様子を密に連絡し合う。
環境構成
・発達に見合った玩具を用意し、興味を持って触れられるように設定していく。
・睡眠は一人ひとり決まったベッドで行うようにすることで、安心につなげる。
保健衛生
・玩具は子どもがよく舐めたり口に入れたりするものなので、毎日消毒を行い清潔にする。
・健康観察票の確認や健康観察をしっかり行い、体調の変化に気をつける。