3月の指導計画(月案)<1歳児・保育園>
保育園の3月の月案指導計画(月案)、1歳児編。
予想される子どもたちの姿から、ねらい、学級(クラス)づくりのポイント、家庭や地域との連携など…
子どもたちの姿に合わせながら作る、月案の参考資料に。
毎月さまざまな園の指導計画をご紹介している、保育の専門誌、『新 幼児と保育』2022年2/3月号ふろく「2021年度版指導計画」よりお届けします。
前月末の子どもの姿
・「そろそろご飯にしようね」などと知らせると、まわりの様子を見て玩具を片づけようとしたり、手を洗おうとするなど、少し見通しを持って生活する姿が見られるようになってきた。
・献立の食べたくないものに対して「イヤ」と拒否するようになる。
・近い公園には手をつないで歩いて行けるようになってきた。「○○ちゃんと手をつなぎたい」と主張し、つないでもらうとうれしそうにする。
・ままごと遊びでは、「ここでご飯を食べよう」と自分の思いを相手に伝えられるようになってきた。
今月のねらい
養護
・子どもの気持ちに寄り添い、一人ひとりが安心して進級できるような生活を送れるようにする。
・保育者に見守られながら、排泄、衣服の着脱、食事など身のまわりのことを自分でできる喜びを味わう。
教育
・暖かい日差しや風を感じながら、春の自然に触れ、体を動かして遊ぶ。
子育て支援
・進級に向けて、保護者の不安や要望をよく聞いて丁寧に答えたり、1年間の子どもの成長を共有し、安心して進級を迎えられるようにする。
環境構成
・保育者間で連携をとりながら、少人数で2歳児クラスで遊んだり、食事をしたりするなど、クラス移行は子どもの様子を見ながら無理のないように進めていく。
・暖かい日は季節を感じられるような散歩コースを選び、保育者や友達と手をつないで行けるように保育者間で連携をとる。
保健衛生
・寒暖差に合わせて衣服の調節を行う。
・保育室の室温や換気に留意し、手洗いや玩具などの消毒を行い、感染予防に努めていく。