12月の指導計画(月案)<2歳児・保育園>
保育園の12月の月案指導計画(月案)、2歳児編。
予想される子どもたちの姿から、ねらい、学級(クラス)づくりのポイント、家庭や地域との連携など…
子どもたちの姿に合わせながら作る、月案の参考資料に。
毎月さまざまな園の指導計画をご紹介している、保育の専門誌、『新 幼児と保育』2021-2022年12/1月号ふろく「2021年度版指導計画」よりお届けします。
前月末の子どもの姿
・午睡明けにパンツが濡れていないことが多くなり、トイレで排尿する子が増えている。
・友達が小高いあぜを登る姿を見て、あとについて登ったり、滑り降りたりして楽しんでいる。
・ミノムシを見つけ「ゆらゆらしてる」「白い糸でくっついている」などと様子を観察している。
・手作りカルタで「か」の札を取ると「前にかき氷作ったね」と夏に経験したことを言葉にして伝えたり、ときには札が取れなくて悔しさから泣く子もいる。
・大きな布をマントに見立てて、ハロウィーンのお化けになりきり、友達とイメージをふくらませて遊んでいる。
今月のねらい
養護
・冬の感染症や一人ひとりの体調に留意し、健康で快適に過ごせるようにする。
教育
・冬の身近な自然に興味を持ったり、触れたりして、保育者や友達と一緒に遊ぶ楽しさを味わう。
・歌ったり踊ったり飾りつけをしたりして、クリスマスや年末の雰囲気を感じる。
子育て支援
・自分で着脱しやすい衣服を準備してもらうとともに、薄着で過ごす大切さを伝え、丈夫な体作りができるようにしていく。また、年末年始の休みの間は生活リズムが崩れやすくなるため、家庭での過ごし方について知らせていく。
環境構成
・保育者も自然の変化に気づき、霜が降りる場所や氷が張る場所など、園内外で季節を実感できる場所を把握しておく。
・クリスマスの由来やサンタクロースについて話をしたり、ツリーに飾るオーナメントを作って飾りつけをしながら、クリスマスの雰囲気が楽しめるようにする。
保健衛生
・感染症が流行しやすい時期なので、空気清浄機を利用し、清潔な環境作りを心がける。また、健康観察を丁寧に行い、一人ひとりの体調をしっかりと把握しておく。