10月の指導計画(月案)<2歳児・保育園>

保育園の10月の月案指導計画(月案)、2歳児編。
予想される子どもたちの姿から、ねらい、学級(クラス)づくりのポイント、家庭や地域との連携など…
子どもたちの姿に合わせながら作る、月案の参考資料に。
毎月さまざまな園の指導計画をご紹介している、保育の専門誌、『新 幼児と保育』2021年10/11月号ふろく「2021年度版指導計画」よりお届けします。
前月末の子どもの姿
・戸外から戻ると、自ら手洗いやうがいをしようとしたり、汚れたことに気づき着替えようとする姿が少しずつ見られる。
・消防署の裏へお散歩バッグ(ペットボトルで作ったもの)や図鑑を持って散歩に出かけ、お花を摘んだり虫探しをして楽しんでいる。虫を捕まえると、虫と図鑑とを何度も見比べ調べていた。
・コップや容器に泡を入れて「ヨーグルトできた!」と友達に見せたり、“アイスクリーム”や水と泡を混ぜた“泡ジュース”を作り、見立て遊びを楽しんでいた。
今月のねらい
養護
・手洗いやうがい、着脱を意欲的に行おうとする。
教育
・行事(お月見、秋の収穫など)や秋の自然物を使った遊びを通し、不思議や発見を言葉にしたり、友達の思いやイメージに気づく。
・ごっこ遊びや表現遊びを通して、保育者や友達との言葉のやりとりを楽しむ。
子育て支援
・園での感染症予防についてお知らせするとともに、家庭でも関心を持てるよう、手洗い、うがいなどの大切さを呼びかけていく。また、子どもの送迎者については検温、マスク着用、手指消毒の理解と協力が得られるように伝えていく。
環境構成
・行事の意味や成り立ちなどを、子どもたちがイメージしやすいように絵本や紙芝居などで伝える。
・言葉のやりとりを楽しんだり、自分のイメージを言葉で表現できるような遊びを取り入れる(大きな紙に絵の具やクレヨンをぬりたくる、タンポを使う、新聞紙をちぎる、丸めるなど)。
保健衛生
・室内が乾燥しないように、加湿器をつけ、こまめな換気に気を配るようにする。
・子どもたちがよく触れるところ(引き戸の取っ手など)をこまめに消毒して清潔に保つようにする。