8月の指導計画(月案)<2歳児・保育園>
保育園の8月の月案指導計画(月案)、2歳児編。
予想される子どもたちの姿から、ねらい、学級(クラス)づくりのポイント、家庭や地域との連携など…
子どもたちの姿に合わせながら作る、月案の参考資料に。
毎月さまざまな園の指導計画をご紹介している、保育の専門誌、『新 幼児と保育』2021年8/9月号ふろく「2021年度版指導計画」よりお届けします。
前月末の子どもの姿
・食事の準備も身についてきて、「こう?」と保育者に確認しながらスプーンや箸を持とうとする。
・脱いだ服を自分でたたんだり、裏返しになった服を戻そうとする。
・プール遊びでは、友達と水をかけ合ったり、ワニさん泳ぎをして水とふれあう子もいれば、水を怖がりプールサイドで遊ぶ子もいる。
・「ジュースどうぞ」「一緒にしよう」など友達に自分から話しかけている。
・トマトの色の変化や、ニンジンの葉の長さに気づいたり、もぎたての味を喜んでいる。
今月のねらい
養護
・夏の生活の仕方がわかり、適切に水分補給や休息を取り、快適に過ごす。
教育
・保育者や友達と一緒に夏の遊びを十分に楽しむ(プール、洗濯遊びなど)。
・生活に必要な言葉がわかり、自分の思いを言葉で伝え、やりとりをする。
子育て支援
・夏に多い感染症(とびひ・水いぼなど)について知らせ、早期受診や治療などの必要性を伝えていく。
・パンツへの移行については個人差があることを伝え、保護者が焦ったり不安になったりしないよう配慮する。また、園と家庭で排泄の状況を共有していく。
環境構成
・プール遊びのあとには、ゆったりと体を休めることができる空間や、静かな遊びを準備しておく。
・プールサイドにペットボトルやシャンプーの空き容器、手作りジュースサーバーなどさまざまな玩具を準備し、色水や泡などを使った感触遊びができるようにする。
保健衛生
・熱中症対策のため、室温・湿度などの調節を行い、こまめに水分補給と休息を取るようにする。
・汗をかいた際には着替えたり、汗を拭いたりして清潔に過ごす。