6月の指導計画(月案)<2歳児・保育園>
保育園の6月の月案指導計画(月案)、2歳児編。
予想される子どもたちの姿から、ねらい、学級(クラス)づくりのポイント、家庭や地域との連携など…
子どもたちの姿に合わせながら作る、月案の参考資料に。
毎月さまざまな園の指導計画をご紹介している、保育の専門誌、『新 幼児と保育』2021年6/7月号ふろく「2021年度版指導計画」よりお届けします。
前月末の子どもの姿
・苦手な食材があると「いらない」と顔を背けることもあるが、保育者や友達と一緒に食べようとする姿も見られる。
・布パンツで過ごす子や、排泄の間隔が長くなっている子が増え、保育者に誘われトイレで排尿できるようになってきた。
・クラスの生活に慣れ、自分の好きな活動に取り組む姿が増えてきた。自然物に興味を示し、テントウムシやダンゴムシ、サワガニを捕まえてお散歩バッグ(ペットボトルで製作)に入れ、よく見ている。
今月のねらい
養護
・梅雨期を健康で快適に過ごす。
教育
・いろいろな食材に興味を持ち、食べる喜びを味わう。
・梅雨の自然事象や虫などに触れ、興味深く見たり、音を聞いたりして五感で感じる。
・砂、泥、水遊びを通して、さまざまな感触を楽しむ。
子育て支援
・気温が変化しやすく汗をかきやすい時期なので、気候や活動に応じて調節しやすい衣服を準備してもらう。
・コロナウイルスの影響で玄関送迎のため、子どものさ細な変化や成長を積極的に保護者に伝えることで安心してもらえるようにする。
環境構成
・泥、水遊び用のTシャツやパンツをいつも同じ場所に置き、取り出しやすいようにする。
・水を汲んだり、砂を入れたりするカップや竹、廃材などを用意する。
・雨音や水たまり、雨のしずく、生き物など、この時期ならではの自然に気づき、楽しめるようにする。
保健衛生
・衛生管理に努め、遊具などは消毒をこまめに行うなどして清潔に保つ。
・着替えや水分補給を随時行いながら、遊びと休息のバランスに留意する。