6月の指導計画(月案)<1歳児・保育園>
保育園の6月の月案指導計画(月案)、1歳児編。
予想される子どもたちの姿から、ねらい、学級(クラス)づくりのポイント、家庭や地域との連携など…
子どもたちの姿に合わせながら作る、月案の参考資料に。
毎月さまざまな園の指導計画をご紹介している、保育の専門誌、『新 幼児と保育』2021年6/7月号ふろく「2021年度版指導計画」よりお届けします。
前月末の子どもの姿
・「やって」「だめ」など、言葉やしぐさで思いを伝えようとする。
・おむつを脱ぐと嫌がらずに便座にすわったり、タイミングが合えば排尿をしている。
・午睡は、自分から布団に入り静かに入眠できるようになってきた。再入眠は保育者がそばにつくとできる。
・保育者や友達と話をしながら楽しく食べている。また、好きなものは意欲的に食べている。
・まだ遊びたいという自己主張が強くなり、なかなか部屋に入りたがらない。
今月のねらい
養護
・梅雨期の衛生面に留意しながら、一人ひとりの健康状態を把握する。
教育
・他児とかかわり、思いどおりにいかないときは、怒ったり、泣いたりして自分の感情を表していく。
子育て支援
・個人面談を行い、子どもの様子を伝え合うことで、家庭との連携を密にしていく。
・泥遊びや水遊びが増えることを伝え、着替えを多めに持ってきてもらう。
・子どもの自己主張を受けとめ、「○○したかったの」と言葉に置き換え、理解を示すことを伝えていく。
環境構成
・一人ひとりの遊ぶ様子に合わせて玩具の数量を調節したり、衝立を用意してひとり遊びがじっくりできるようにする。
・テラスで水遊びができるよう、事前にタライやカップなどの必要なものを準備しておく。
・室内でも体を動かせるよう、ウレタン積み木や肋木を使えるよう設定する。その際、マットを敷くなどして転倒によるケガを防止する。
保健衛生
・気温差や温度、湿度の上昇に留意し、衣服の調節や着替え、水分補給などをこまめに行い、熱中症予防を行う。