4月の指導計画(月案)<2歳児・保育園>
保育園の4月の月案指導計画(月案)、2歳児編。
予想される子どもたちの姿から、ねらい、学級(クラス)づくりのポイント、家庭や地域との連携など…
子どもたちの姿に合わせながら作る、月案の参考資料に。
毎月さまざまな園の指導計画をご紹介している、保育の専門誌、『新 幼児と保育』2021年4/5月号ふろく「2021年度版指導計画」よりお届けします。
4月当初の子どもの姿
・進級園児は、進級を喜ぶ子もいるが、戸惑いや不安から抱っこやおんぶを求め、保育者から離れない子もいる。
・新入園児は、新しい環境や、保護者と離れることへの不安から、登園時に泣く子もいる。
・新しいコーナー遊びや玩具に興味を示し、保育者と一緒に遊ぶ。
・通園かばんを持つことを喜び、自分で始末しようとする。
・泣いている子は、戸外に出て気分転換をすることで泣き止む子もいる。
・保育室から出て、小ホールの玩具を出したり、ウッドデッキの戸を開閉して楽しんでいる。
今月のねらい
養護
・新しい環境に慣れ、不安な気持ちを保育者に受けとめてもらいながら、安心して過ごす。
教育
・安心できる保育者に見守られながら、自分で好きな遊びを見つけて取り組む。
・生活の流れがわかり、手伝ってもらいながら簡単な身のまわりのことを自分でやってみようとする。
・身近な春の自然に触れたり見たりしながら、のびのびと体を使って遊ぶ。
子育て支援
・送迎時のやりとりや連絡帳で子ども一人ひとりの育ちを共有するとともに、保護者の不安や期待を汲み取りながら信頼関係を築いていく。
環境構成
・不安な気持ちを受けとめながら、ゆったりとした気持ちで一人ひとりに丁寧にかかわることで、安心して生活ができるようにする。
・戸外遊びや散歩に出かけ、春の自然に触れたり見たりする。
・原っぱを駆けまわったり、小高い山を登ったりして、全身を使った遊びができるようにする。
保健衛生
・室内の換気や玩具の消毒を行い、快適に過ごせるように配慮していく。
・一人ひとりの健康状態やアレルギーの有無を把握しておく。