2月の指導計画(月案)<1歳児・保育園>
保育園の2月の月案指導計画(月案)、1歳児編。
予想される子どもたちの姿から、ねらい、学級(クラス)づくりのポイント、家庭や地域との連携など…
子どもたちの姿に合わせながら作る、月案の参考資料に。
毎月さまざまな園の指導計画をご紹介している、保育の専門誌、『新 幼児と保育』2021年2/3月号ふろく「2020年度版 指導計画」よりお届けします。
前月末の子どもの姿
・尿意を感じると「ちっち」といって自らトイレに行く子がいる。ぬれてしまうと「ちーでた」と知らせる子もいる。
・園庭にできた霜柱を年上の子どもたちと踏みつぶしたりして楽しんでいる。
・友達と一緒に人形ごっこをして、「ミルクですよ」「おいしい」などの会話を楽しんでいる。その反面、同じものを欲しがり、取り合いになる姿もある。
今月のねらい
・トイレのあと、食事の前などに石鹸で手を洗い、タオルで拭く習慣がつく。
・冬の風の冷たさや自然の変化に気づく。
・保育者を仲立ちとして、友達とごっこ遊びをする。
子育て支援
・かみつきやひっかきなど、子ども同士のトラブルについての園の考えや対応を便りで周知する。
・2歳児の成長発達の過程で「いやいや期」や「自分で」などの自己主張が成長につながることを伝えるようにする。
・着替え用の衣服は、子どもが自分で着脱しやすいものをお願いする。
環境構成
・部屋の中を、粗大遊びやごっこ遊び、いすや床にすわっての遊び、手先指先を使った遊び、くつろぐ場所と区切り、静と動の動きの区別をする。
・教材は棚に並べて写真を貼るなどして、使ったものをもとの場所に戻すようにする。
保健衛生
・先月同様、感染症についての注意事項を看護師の視診の際に注意して見ていく。症状が見られる場合は早めに家庭に連絡し、個別対応を行う。
・園でのケガ、かみつきなどがあった場合は、その様子や処置、子どもの思い、保育者の対応などを丁寧に伝える。