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9月の指導計画(月案)<1歳児・保育園>

新 幼児と保育
掲載日:2020/09/01
9月の指導計画(月案)<1歳児・保育園>

保育園の9月の月案指導計画(月案)、1歳児編。

予想される子どもたちの姿から、ねらい、学級(クラス)づくりのポイント、家庭や地域との連携など…
子どもたちの姿に合わせながら作る、月案の参考資料に。

毎月さまざまな園の指導計画をご紹介している、保育の専門誌、『新 幼児と保育』2020年度 8/9月号ふろく「2020年度版 指導計画」よりお届けします。



前月末の子どもの姿

・プールでの動きが活発になり、手をついて顔だけを出すワニ歩きをしたり、水の中にすわり水しぶきをあげたりしていた。大きなプールが苦手な子はタライなどを利用して、泡遊びなどを楽しむ姿もあった。

・汗をかいたり、水遊びをすることで、着替える機会が多いためか、着脱を自分でできる子が増えた。

・季節の果物が保護者や地域から届き、旬の果物の名前や形、色を覚え、甘い、酸っぱいなどの味覚も豊かになっている。

・全体的に食欲が出てきている。


今月のねらい

・衣服の着脱や食事の準備などを、自分でやろうする。

・夏の疲れが出やすいので、休息を十分取り、健康に過ごせるようにする。

・友達と食事をしたり、話をしたり、歌ったりなど、かかわりを持つことを喜ぶ。

子育て支援

・友達を意識する時期なので、かみつきやひっかきなども増える。そういった際の園での対応を明確に便りなどで伝え、子どもの言葉にならない思いを汲み取る大切さや、保護者への伝達の仕方なども知らせる。


環境構成

・朝の支度が自分でできるように顔写真つきのカゴを用意し、食事セット、タオル、靴下などを置く場所を作る。

・友達と遊ぶ機会が多くなり、トラブルも増えることを考え、人気のある玩具(積み木やままセットなど)は数を増やしたり、戸外遊びを多くするなど、遊びの環境を考える。

保健衛生

・季節の変わり目で体調を崩しやすいので、子どもの様子にこまめに気を配る。

・残暑が厳しい日もあるので温度差に気を配り、水分補給や換気をこまめに行う。

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