7月の指導計画(月案)<1歳児・保育園>
保育園の7月の月案指導計画(月案)、1歳児編。
予想される子どもたちの姿から、ねらい、学級(クラス)づくりのポイント、家庭や地域との連携など…
子どもたちの姿に合わせながら作る、月案の参考資料に。
毎月さまざまな園の指導計画をご紹介している、保育の専門誌、『新 幼児と保育』2020年度 6/7月号ふろく「2020年度版 指導計画」よりお届けします。
前月末の子どもの姿
・6月は気温が高く蒸し暑い日が多かったため、タライやボウルに、水や氷を入れて置くと好んで遊び、「気持ちいい」「つめたい」などと手で触れては言葉にしていた。水を怖がる子どももいる。
・着替えることに意欲的な子と、そうでない子がいる。
・調理前の熱を通す野菜をちぎったり、皮をむくことなどを喜んで行っている。
・虫などの生き物に興味を持ち、観察している。
今月のねらい
・汗をかいたら着替えたり、エアコンや扇風機などを利用して室内温度に気を配り、心地よく過ごせるようにする。
・水、泥、泡遊びを通してその心地よさや感触を味わう。
・植物や虫に興味を持ち、見たり触れたりする。
子育て支援
・汗をかいたり、水、泥などで遊ぶため着替えをこまめにすることを伝え、衣服を多めに用意してもらう。
・体調を崩しやすい季節なので、家庭との連絡を密にとり、体調の変化などを伝え合うようにする。
環境構成
・日差しの強い窓側にはタープを張ったり、園庭にテントを置くようにして日陰を多く作り、熱中症などに気をつける。
・室内は適温(外気との差は5℃以内など)を保ち、風通しをよくする。水遊びも多く計画し、快適に過ごせる工夫をする。
保健衛生
・水いぼやとびひなど、夏に見られる皮膚疾患についての対応を書面等で伝える。
・プールの準備は、水を換え、消毒液を必ず入れて衛生面に気を配る。
・プールには必ず監視者を1名置き対応する。
・乳幼児は体温調節機能が未熟であるため、衣服や室温等の調整をこまめに行う。