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9月の指導計画(月案)<0歳児・保育園>

新 幼児と保育
掲載日:2019/09/01
9月の指導計画(月案)<0歳児・保育園>

保育園の9月の月案指導計画(月案)、0歳児編。

予想される子どもたちの姿から、ねらい、個別配慮、子育て支援、環境構成など…
子どもたちの姿に合わせながら作る、月案の参考資料に。

毎月さまざまな園の指導計画をご紹介している、保育の専門誌、“新 幼児と保育”2019年8/9号ふろく「2019年度版指導計画」より、年齢に合わせてお届けします。


前月末の子どもの姿

・パーテイションを外したことで、広く使えるようになった部屋を自由に動き回れることがうれしいようで、より活発にそれぞれのペースでハイハイや歩行などを行っている姿が見られる。

・保育者や友達と遊ぶ中で、目を合わせて笑い合ったり、喃語(なんご)や指さしで意思を伝えようとしたり、表情も豊かになってきている。

・夏の疲れからか食欲がない子もいる。

今月のねらい

・体調や気候の変化に留意し、一人ひとりの健康状態に合わせて生活リズムを整え、ゆったりと過ごせるようにする。

・個々の発達に応じて、室内外で体を動かしたり、興味のあるもので遊ぶ中で、探索活動や模倣遊びを楽しむ。

子育て支援

・気候の変化や活動に合わせて調整できる衣服や、動きやすい衣服を用意してもらう。また、汗ばむときは沐浴を行うことを伝え、その準備をお願いする。

・離乳食の具体的な知識や方法について、栄養士、看護師、保育者が連携して便りなどを作成し、対象の保護者に配布する。

環境構成

・戸外での探索意欲が増しているので、室内にも自然物などの写真を貼り、子どもの興味や指さし、喃語に応えていく。

・先月に引き続き、部屋を広くし、マットなどを利用して意図的に凸凹を作るなど、ハイハイや伝い歩き、歩行が十分できる環境を整え、身体機能の発達を促す。

保健衛生

・活動が活発になってくるので、危険のないように室内外の環境の点検をこまめに行い、整備する。

・探索意欲が増してくる時期なので、その思いを大事にしながら、着替えや食事前の手洗いは丁寧に行い、清潔にする心地よさを伝える。


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